momo☆彡のスタイル。Ⅱ

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荻原さん?奥田さん?・・・へ、貫井さん?

文庫本が尽きてしまったので、単行本に手を出してみました。久しぶりの貫井徳郎さんの作品です。タイトルは『悪党たちは千里を走る』です。

貫井さんっていうと、『慟哭』などの叙述ミステリーで人気作家になって、『転生』、『さよならの代わりに』、『被害者は誰?』など、ものすごく幅の広い作品を世に送り出す超売れっ子作家さんです。

今回は中身をぜんぜん知らずに、タイトルが面白そうだったので購入したんですが、いざ読み始めたら、今回はまるで奥田秀郎さんとか、荻原浩さんが描くような、ドジな詐欺師の物語みたいな感じで、いいほうに裏切られました。
今までは社会派っていうか重いテーマが多くて、切れ味鋭い文章が真骨頂の作家さんだって思ってたんだけど、こんなユーモアあふれる文章も書けるだぁって感心しちゃいました。
いくら華々しくデビューしたって、おんなじトーンの作品ばかりじゃすぐに飽きられちゃうし、作家さんも書きたい対象も変わってくるでしょ。そのどれでも高いレベルをキープするのってすごく大変だと思うんですよね。
それが、社会派から一気にユーモア作品へ、今回は180度違うものに挑戦してるってすごい。そのモチベーションはどこから来るんだろう。まだ冒頭の部分しか読んでないけど、コレは間違いなく当たりだって思える!
でもあわてて読んだらもったいないから、今はあえてカバンの中にしまっておいてます。