momo☆彡のスタイル。Ⅱ

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ギャルじゃなくてガール:ガール

なにげに買ってしまった奥田英朗さんの『ガール』。これ最高に楽しい本でした。
30代前半の働く女性にぜひ読んでほしい一冊でした。きっとホッと肩の力が抜けると思うのです。
もうギャルじゃないけどオバサンでもない「ガール」(あたしはガールじゃないけど)。結婚の夢も捨てきれないけど、生活を変えるのにも億劫で、責任のある仕事を任されるようになってきたけど、世間から「女性」として見られることに対してパワーを使わされて、おまけに同性は敵だし、若い子からは若さを見せ付けられ、オバサンにはなりたくないけど寄る歳にはビクビクして・・・そんな微妙な立場に立たされてる30代前半の女性をうまく描いてると思います。
奥田さんってこういうの書かせると本当にうまいよね。


短編集で、働く30代の5人の女性が登場します。どの作品も「ああ、あるある、こんなこと」って共感することばかり。
あたしがいちばん共感したのは2本目の「マンション」というお話でした。
広報部で働く石原ゆかりは、「広報の石原都知事」っていわれるくらい押しが強くて「いざとなれば辞めてやる」っていうふうに思って仕事してたんだけど、ある日ゆかりは友達がマンションを買ったことで自分もマンション購入を決意したんです。で、たまたま予算オーバーのモデルルームを見てしまって、その部屋に恋をしてしまいました。会社を辞めたらローンは払えないからついつい保身に走ってしまうようになっちゃうのね。
で、気に入らない秘書室への対応も微妙に変化してしまうのだけど、そのうちガマンしきれなくなって・・・。


あたしもいつも会社では強気で、しょっちゅうほかの人とぶつかってる。それにあたしも一時期マンションを買おうかなって考えてた時期もあったし。
どこの会社にもいるでしょ。偉い人の秘書をしてるからって自分まで偉くなったように勘違いしてるバカって。あたしもそーゆーの多いから、もういっしょになって腹を立てたりしてたり。
だから、なんか自分のことを読んでるみたいでした。


2日連続だけど、これも文句なく★★★★★でした。