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西田敏行のドラマを思い出した。:母恋旅烏


ずっと昔、山田太一さんの脚本で、西田敏行さん主演の金曜ドラマ『淋しいのはお前だけじゃない』っていうのがありました。
暴力団組長の愛人の木の実ナナが、旅芸人の梅沢富美男さんと駆け落ちしてしまいました。その二人から慰謝料をふんだくるためにサラ金の取り立て屋、西田敏行さんが取り立てようとするんだけど、なぜか西田敏行さんは二人に同情してしまって逃がそうとするけど失敗、結局、慰謝料を借金として肩代わりさせられたあげく、いっしょにドサ周りさせられるはめになって、毎週最後に真っ白な顔をした尾藤イサオさんに取り立てられる・・・とかいうお話でした。



ぜんぜん関係ないんだけど、この本を読んでたら、そのドラマを思い出したんです。読んでた本は、荻原浩さんの『母恋旅烏』。


レンタル家族派遣業を営む花菱清太郎とその家族が、借金の肩代わりの条件として再び旅回りの一座に加わることになって・・・という家族のお話を、知的障害を持つ17歳の少年、次男の寛二の語りで綴られています。
バラバラだった家族がだんだんひとつになる(お母さんは家出しちゃうけど)様子と、旅回り一座が徐々に上向く流れ、そして語っている寛二の成長が描かれています。
他の荻原作品同様、キャラクターはみな個性的で、ユーモアたっぷり、そして最後はちょっぴり切なくて感動的。期待は裏切りません。
特に後半、舞台の上で演じられてるお話とか、舞台裏の演出とか、よく文字でここまで表現できるねっていうくらい、頭の中でどんどんイメージが膨らんでいきます。


ただ読み始めは正直言ってつまんなかった。清太郎が大柳花之丞一座に加わってから、物語は一気に盛り上がっていくのですが、そこまでがちょっと間延びしちゃってる感じでした。


ちょっと厳しいけど、荻原さんだから・・・、星4つ★★★★☆にしておきます。

厳しすぎるかな。