『13階段』『グレイヴディッガー』に続く3作品目で、どれも大スキな★★★★★あげてもいい作品だったので、すっごく期待してて、発売日に本屋に行って買ってきました。
物語は、こんな感じです。
幸せの絶頂だった夫婦の間に子供の命が芽生えます。ところがいろんなタイミングの問題から人工妊娠中絶を選択せざるを得なくなってしまいます。
ところが妻の果波の精神に異常が見られるようになってしまいます。そんな妻を救うために夫の修平と精神科医の磯貝は治療を始めますが、死んだ果波の古い友達の死霊が憑り付いたとしか思えないような奇妙で想像しがたい事態が襲い掛かります。
でもね。
これってホラー小説なんですね。
最後はちゃんと憑依の本当の原因がちゃんと説明があるもんだって思ってたら、結局それは本当に霊とかそんなもんで片付けられてしまった。
ホラー小説としてはよくできた作品なのかもしれないけど、これはあたしの範疇外。なので評価もしません。
高野さんって元々ホラーチックは作風だったけど、『13階段』→『グレイヴディッガー』とだんだんホラー色が強くなってきてた。で今回は完全にホラー作品。
元々こういうホラー小説を書きたかったのかなぁ・・・。