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飛雄馬、新宿でハードボイルド

巨人の星コンプリートBOX、早いものでもうVol.3まで、来ちゃいました。
消える魔球が花形に打たれてからのお話を今、見てる最中です。実はここが終盤の佳境なのです。


消える魔球はボールが消えちゃうっていう衝撃的な(笑劇的な?)変化球なのだけど、実はかなり短命の魔球で、ライバルたちにあっさりと秘密を見抜かれてしまうのです。開幕戦の中日戦では一徹のサインミスで首の皮一枚繋がったけど、その次の阪神戦で花形に場外ホームランされてしまい、打たれた飛雄馬は勝手にマウンドを降りてそのまま失踪しちゃうのです*1
デーゲームの甲子園球場から姿を消した飛雄馬は、そのまま新幹線に乗って東京に。自宅にも帰らないで飛雄馬が向かったのは新宿歌舞伎町。
花形に「消える魔球打倒」でも先を越された*2失意の左門豊作も、自分の運のなさに失望してなぜか新宿歌舞伎町をふらついていました。そこで不良娘たちに絡まれてタカられてたところに、偶然に飛雄馬が通りかかります。
助けに入った飛雄馬は、新宿の女番長・京子に平手打ち。
その後、ヤクザさんたちと大乱闘になるんですけど、京子の機転で無難に収まります。その後、飛雄馬と左門と京子の三人で仲直り・・・。
f:id:momo0258:20061014153244j:image へんなスリーショット


ここで三角関係が始まるのです。左門は京子にひとめぼれ、でも京子は飛雄馬に恋をしてしまいます。でも飛雄馬は宮崎で死に別れた美奈のことが忘れられずに京子の想いを受け止めることができません。
これまでカタブツで、花形と比べて、あまり飛雄馬と個人的な付き合いがなかった左門だったのだけど、この事件をきっかけに、左門と飛雄馬は本当の意味での友情を交わすことになります*3
で、この後、またひと悶着*4あって、それが大リーグボール3号を編み出すことに繋がっていくのです。
f:id:momo0258:20061014163632j:image:w500 絵心ないね、あたしって。




見慣れた歌舞伎町の街が、こうやって巨人の星に出てくるなんて・・・。なんか新宿を舞台にしたハードボイルド小説みたいなストーリーでけっこう楽しいのです。ちゃんとコマ劇とかも出てくるし、ヤクザさんとの刃傷沙汰とか、京子さんとのロマンスとか・・・。ぜひ大沢在昌さんや藤原伊織さんの小説に特別出演してもらいたいです(笑)。
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この大リーグボール3号は、1号(バットを狙う魔球)や2号(消える魔球)とは、まったく意味合いが違うのです。1号は父一徹の英才教育によって得られた奇跡のコントロールが基礎になってて、2号は父一徹の編み出した魔送球を応用したものでした。しかもその両方とも親友の伴宙太の協力がなくては完成しませんでした。元々、伴との友情も一徹のおかげ。
でも3号は、一徹の暗躍で伴は中日にトレードされちゃうし、明子姉ちゃんは家出しちゃうし、想い出の長屋も壊されちゃうしで、本当に何もかも失った・・・まさにゼロの状態から、自分の力だけで開発したはじめての魔球なのです。つまり飛雄馬は父一徹から与えられたものをなにひとつ使わないで完成させた、父からの本当の独立を意味しているのです。

そしてその魔球で飛雄馬は父に打ち勝って、最後に栄光をつかむのですが、それと引き換えに自らの投手生命にピリオドを打つことになってしまうのですけどね・・・。
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巨人の星の舞台は、昭和30年代後半から昭和45年*5まで。アニメでは頻繁に太平洋戦争のエピソードが出てきますけど、考えてみたらまだ敗戦から、わずか二十数年しか経ってないんですよね。今を生きるあたしたちと違って、当時の人たちにとって戦争っていうのは、とても最近の出来事だったことがよくわかります。

巨人の星コンプリートBOX Vol.3
ワーナー・ホーム・ビデオ (2006/09/08)

*1:川上監督にも指摘されてたけど、全か無かっていう極端な正確な人なんです、ホント。

*2:左門は飛雄馬の速球は打ったけど、1号も花形やオズマに先を越されています

*3:最後の最後、飛雄馬は左門と京子の愛のキューピット役まで果たします

*4:原作の漫画ではかなりえぐいシーンなのですけど、さすがに子供が見るアニメなので、ここは原作とはかなり違います。

*5:巨人の6年連続日本一の年