機動戦士ガンダムUC 1 ユニコーンの日(上) (角川コミックス・エース 189-1)posted with amazlet on 07.10.22おすすめ度の平均:羊飼いは「時」を見たのか !
この本は小説です
っつーかさー…
ターンエーガンダムの小説も手がけたことのある福井晴敏さんの小説で、ガンダムエースっていうマンガ雑誌に連載されている作品の単行本化です。
舞台は宇宙世紀0096、「逆襲のシャア」から3年後。宇宙世紀元年のラプラス爆破事件の残骸となる「ラプラスの箱」の謎を巡るお話・・・のようです。っていうのもまだほんの序盤のお話なのでお話の全貌が見えないから。
最近は、ガンダムSEEDとかダブルオーとか、宇宙世紀モノの劣化コピー的な作品がリリースされていますけど、このガンダムユニコーンは正統な宇宙世紀モノです。キャラクターデザインが安彦良和、メカニックデザインがカトキハジメというのも宇宙世紀ファンにはうれしい限りではないでしょうか。
今後RX-0 ガンダムユニコーンの全貌が明らかになり、様々な伏線がどこまで明らかにされるのか、とても楽しみです。
ガンダム小説っていうと、富野さん独特の読むにくい文章のイメージが強いですが、リーダビリティーの優れた文章はさすが福井晴敏(まさか「DAIS」が出てこない・・・わよね?)。福井晴敏さんもガンダムも大好きなあたしにとっては最高の組み合わせ。『月に繭 地には果実』で、思いっきりターンエーのファンになってしまったあたしですもの。
ただ、やっぱりガンダムについての予備知識がないと、読むのは骨が折れると思う。あと、SF小説の宿命かもしれませんが、もうちょっと挿絵が多いとイメージしやすいかなぁっていう気がしました。
評価は全編を読み終えてからにすべきとは思いますが、いつ全編が終わるかわかんないので、とりあえず第1巻の評価としては★★★★☆。