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AMD Phenom X4 にB3ステッピングの新CPU追加



ようやくAMDのクアッドコアCPU、Phenom X4のB3スッテピングモデルが出揃いました。
これまで省電力版のPhenom X4 9100eだけがB2ステッピングのままだったのですが、今般、B3ステッピングのX4 9150eが発売され、さらにその上位モデルの9350eも追加されたのです。
B2ステッピングではエラッタの存在が明らかになっていて、このエラッタによってOSが突然ダウンしたり、データが破壊されてしまう恐れがありました。これを解消するにはBIOSでTranslation Lookaside Buffer(TLB)のキャッシュ設定を無効化しなければならず、そうすると性能が1割ほど低下してしまうため、販売が芳しくありませんでした。それが解消されたB3ステッピングのCPUがようやく出揃ったというわけなのです。
さらに最上位バージョンのPhenom X4 9950 Black Editionも追加され、ようやくIntelを追撃するラインナップが揃った感じです。
しかしPhenom X4 9950 Black EditionのTDPは140Wと、Intel Core 2 Quadシリーズの95Wに比べて大幅に高い。Athlon64シリーズで低消費電力と高性能のバランスの良さを売りにしていたAMDとしては、性能面でも消費電力の面でもIntelにはまだ及んでいないわけで、次の手が早急に求められます。
あたしがずっと待っていたB3ステッピングの9350e、いよいよ新しい1台を組む時が来た〜って感じです。

AMDPhenom X4の最速Black Editionと省電力新モデルを発表
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0807/01/news057.html


AMDは、7月1日にPhenom X4の新製品3モデルを発表した。発表後まもなく日本でも出荷が開始される予定だ。

 今回発表されたのは、Phenom X4の最高クロックモデルとなる「Phenom X4 9950 Black Edition」と、省電力タイプとなる「Phenom X4 9350e」「Phenom X3 9150e」*1で、1000個ロットにおける参考価格はPhenom X4 9950 Black Editionが235ドル、Phenom X4 9350eが195ドル、Phenom X4 9150eが175ドルとなる見込みだ。


 いずれのモデルもクアッドコア構成でそれぞれのコア専用の2次キャッシュメモリを512Kバイト(CPU合計で2Mバイト)とコア共有の3次キャッシュメモリを2Mバイト搭載している。CPUに内蔵されるメモリコントローラはDDR2 1066に対応する。


 パッケージはSoket AM2+(940ピン)に対応し、65ナノメートルプロセスルールを採用した4億5000万個のトランジスタで構成される。ダイ面積は285平方ミリ。


 Phenom X4 9950 Black Editionの動作クロックは2.6GHz、TDPは140ワットに設定されている。駆動電圧は1.50〜1.30ボルト。 HyperTransportは3.0に対応し、その転送クロックは4.0GHz(2.0GHz×2)となる。


 省電力タイプのPhenom X4 9350eとPhenom X4 9150eはともにTDPが65ワットとクアッドコアCPUでは最も少ない部類となる。動作クロックはPhenom X4 9350eで2.0GHz、Phenom X4 9150eで1.8GHzになる。駆動電圧Phenom X4 9350eで1.05〜1.125ボルト、Phenom X4 9150eで1.05〜1.15ボルトで設定できる。HyperTransport 3.0の転送クロックは、Phenom X4 9350eで3.6GHz(1.8GHz×2)、Phenom X4 9350eで3.2GHz(1.6GHz×2)となる。

*1:一部報道では混乱していますが、9150eはX3ではなくX4です