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もはや「レフ」ではないのですが・・・。


こんな記事を発見しました。

オリンパスと松下、ポケットに入る一眼レフカメラ規格を発表:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080806/312240/


 オリンパスイメージングと松下電器産業は2008年8月5日、デジタル一眼レフカメラ向けの新しい規格「マイクロフォーサーズシステム」を発表した。この規格に準拠すれば、デジタル一眼レフカメラのより一層の小型・軽量化が図れ、レンズ交換式デジタルカメラで初の動画撮影が実現できるという。


(中略)


フォーサーズシステムと互換性を保ちながら、より小型・軽量化に適した規格となることを目指した。例えば、カメラの取り付け部分(マウント)と撮像素子との間隔を従来の約40mmから約20mmに短縮。これにより、本体の薄型化を可能にした。また、マウントの外経を約6mm縮小することで、レンズの小型化も実現。特に「従来は小型化が難しかった広角レンズを大幅に小さくできる」(オリンパスイメージング)と言う。


(中略)


ただし、本体を薄型化できる分、通常のデジタル一眼レフカメラが本体内部に備えるミラーを持たすことはできない。このため、「厳密にはデジタル一眼レフカメラというより、レンズ交換式デジタルカメラシステム向けの規格」(オリンパスイメージング)と呼べる。


 マイクロフォーサーズシステム規格では、コンパクトデジカメ並みの操作性を実現するための改良も施した。レンズと本体間で電気信号の通信を担うマウント接点の数を、従来の9ピンから11ピンに増やした。より高速な通信が可能となり、撮影時に液晶モニターを表示しながら撮影できるライブビュー機能を円滑化する。また、将来は動画の撮影にも対応できるという。実現すればデジタル一眼レフカメラも含めて、レンズ交換式デジタルカメラでは初となる。


 フォーサーズシステムとの互換性にも配慮した。「フォーサーズアダプター」と呼ぶ独自のアダプターを装着することで、マイクロフォーサーズシステムを採用したデジタル一眼レフカメラでも、フォーサーズシステム向けの交換レンズを利用できる。


 オリンパスイメージングと松下電器産業とも、マイクロフォーサーズシステムを採用したデジタル一眼レフカメラを開発中とのこと。具体的な発売時期などについては未定。このほか、シグマが対応の交換レンズを投入する見込みだ。なお、いずれのメーカーも、フォーサーズシステムを採用したデジタル一眼レフカメラを引き続き開発していくという。

マイクロフォーサーズ(MICRO FOURTHIRDS)システム規格とフォーサーズシステム規格の主な違いは次の通り。


* フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)を約50%短縮
* マウント外径を約6mm縮小
* マウント電気接点数を9点から11点に増加


撮像素子の対角長および素子サイズは、フォーサーズシステム規格と共通。レンズは専用設計となるが、マウントアダプター経由で既存のフォーサーズレンズも装着できる、らしいです。



まずこの記事のタイトルですが、これはもう「一眼レフ」じゃないですよね。だから間違ってます。ミラーを使って光を反射させてファインダーで被写体を見て撮影をするのが一眼レフという仕組みなので、ミラーがないから「レフ=reflex=反射」ではないので・・・。


元々、構造上、ファインダー像が小さくなってしまうフォーザーズシステムなので、ファインダーにはこだわらずにライブビューを大きく打ち出していこうとするのはわかるのですが、また新しいレンズを購入させるというのはいかがなものでしょうね。
それと、薄型ボデーにライブビューって、バランス悪そうで、手ブレが押さえきれなくなるんでしょうし、ライブビューはバッテリーを多く消費しますので、あまり地球に優しいとも言えない気がします。


マーケティング的に成功したとは言えないフォーサーズシステム、マイクロフォーサーズ規格が立ち上がったことで、デジタル一眼カメラ市場で負けがほぼ決定したフルサイズフォーサーズには消滅フラグが立ってしまったのでしょうね。