momo☆彡のスタイル。Ⅱ

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古いものを大事にするということ。

あたしはクルマを新車で購入したことは一度しかありませんし、バイクも新車は3台だけで、あとの3台はいずれも中古で購入したものでした。元々が貧乏性っていうこともあるのと、なかなか最新のデザイン等になじめずに懐古主義に走る傾向があって、中古が好きだったりします。これはクルマなど以外でもそうで、カメラや家電などの中古屋さんやリサイクルショップなどで探したり眺めたりすることが好きです。

最近では政府が、エコカー減税を導入して新車への買い替えを促したり、家電のエコポイントで省エネ家電への買い替えを促進するような政策を打ちました。オーディオの世界でもいわゆる「PSE問題」で中古オーディオの販売ができなくなりそうになったりしたことも記憶に新しいことと思います。

あたしは古い機器やクルマが好きなので、こうした政府の買い替え促進策には明確に反対の立場でした。というのも「エコ」の旗印の下で買い替えを促すことは、逆に産業廃棄物を造塊させることにもなるし、政策として買い替えを促すことは、買い替え需要の前倒しであるから、未来に反動減がでてしまう可能性が高いからです。事実、エコポイントが終了したら家電製品の販売がガクッと落ち込みましたよね。薄型テレビなどはエコポイントとアナログ停波前のW特需の反動減で、経営危機に陥ったメーカーもあったほどです。

だからあたしは反対でした。昨日までは。

昨日何があったかというと、バス停でバスを待っていた時(まあ当り前ですわな)、前の道にすごく古いセドリックが信号待ちしていたのですが、排気ガスの臭いがすごかったのです。確かにあれはエコロジーではないなーって思ったのです。そう考えると去年まであたしが所有していたNS400Rもあたしは好きで乗っているから気にしないけど、周りのひとたちにとっては甚だ迷惑だったろうなって思い当りました。

古くていいものを残しながら、現代社会に適合するような努力を企業がしてくれたらいいのですが、政府の諸規制によってそれが困難であったり、投資が回収できるだけの需要が見込めない等の理由で、供給が打ち切られてしまいがちです。これって本当に残念です。日本の企業は安くていいものは作る能力が高いのですが、長く作ることは不得手のように感じます。

ちょっと面白いことが最近ありました。トヨタにはランドクルーザーっていうクルマがあるのですが、日本での販売が終了して10年経っているランドクルーザーの70系を日本国内で期間限定販売することになったのですが、これがメーカーの予想を大きく超えて売れに売れているのだそうです。やっぱりあたしのような志向の方々が日本国内にも大勢いるっていうことなのだろうなって思いました。

このランクル70のように“復活”でなくとも、ホンダのN-1っていう軽自動車であったり、新型のスズキ・アルトのように、レトロチックなデザインが好評を集めています。

オーディオの世界でも、ハイレゾオーディオへの関心からアナログレコードの良さが見直され、レコードプレイヤーの人気が底誌ずつ盛り上がりつつありますよね。

デジタルカメラもそう。ニコンのDfというクラシカルなデザインのカメラが飛ぶように売れていたり、オリンパスがかつてのPENやOMシリーズのブランドを復活させ、好評を博しています。

古いものを新しいものにどんどん切り替える大量生産・大量消費社会はバブルとともに消え、長く使えるいいものに価値を見出す消費者が増えてきているのではないかと考えます。そういうものであれば多少値段が高くてもお金を払うという層が多くなっていると感じているのですが、それは気のせいなのでしょうか。

レトロブームというのは周期的に訪れては消えていくのを繰り返しています。でもこれな単なる懐古趣味ではなく、スタンダードなものは時代を超えて愛されるということを意味しているように思えてならないのです。メーカー側にはそういう視点を常に持って商品企画を考えてほしいと願っています。