momo☆彡のスタイル。II

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江戸川乱歩賞なら安心?

予定通り、今日のお昼は焼き魚にしました。
おいしかった。
けど、胸をコルセットで締め付けてるためなのか、白米を半分くらい残してしまいました。
まあね、お店だと大食いの男性に合わせたサイズなのだからしょうがないんだけど、もったいないから小盛っていうのもメニューに用意しておいてほしいなぁって思いません?


 


さてさて、相変わらずの読書の話です。
江戸川乱歩賞っていうとても有名な賞があって、ミステリー小説の金メダルみたいなものなのだけど、受賞作品には、そうそうたる作家さんの名前が連ねています。


例えば、戸川昌子さん、西村京太郎さん、森村誠一さん、栗本薫さん、高橋克彦さん、東野圭吾さん、真保裕一さん、桐野夏生さん、藤原伊織さん、福井晴敏さん、野沢尚さん・・・。まさに推理作家の登竜門。


本を選ぶ側からしたら、江戸川乱歩賞受賞作品を買っておけばまちがいないっ!って感じです。ただし第49回の「マッチメイク」は最悪でしたケド。
その点、当たり外れが大きい「このミステリーがすごい」大賞とはえらい違いです。


ただね、応募規定に枚数制限があるので、後半になって物語が性急になってしまいがちっていう欠点はあるんだけどね。その典型が桐野夏生さんの受賞作「顔に降りかかる雨」ですね。


 


そんでもって、最近、乱歩賞受賞作品を2冊、立て続けに読みました。
1冊目が三浦明博さんの「滅びのモノクローム」(第48回、2002年受賞作品)。

枚数制限のために重いテーマが消化し切れてないかなかという感じはしますし、犯人側が権力の中枢にいることを強調が足らないから、単なる仙台の国会議員のスキャンダルでなぜ殺人まで犯すかなぁっていう印象を持ってしまうんですよね。過去の乱歩賞のレベルには至ってない気がします。



2冊目が第40回(1994年)受賞作品、中嶋博行さんの「検察捜査」です。
日本では珍しいリーガルミステリーです。起きる事件はリアリティーに欠きます。絶対にありえない。でもその背景にある問題がリアル・・・現実のことなので、突拍子もない話なのに結構引き込まれます。過去の受賞作の水準からするとちょっと物足りないけど、でもでも世間一般の日本のミステリー作品と比較したら、かなりイイ線行ってると思いますよ!


 


で、今日は新しく2冊購入。
1冊目が乱歩賞作家、真保裕一さんの「発火点」。


待ちに待った文庫化でした。最近の東野圭吾さんの作品に似たテーマです。真保さんは元々小役人を主人公にした作品で脚光を浴びた作家さんですから、こういった名もない個人を描かせるとすごくうまい。かなりボリュームのある作品だけど、たった数十分でもう5分の1くらい読んでしまいました。相変わらずのリーダビリティーですね。




2冊目は岡島二人さんの「99%の誘拐」。すごく古い作品らしいです。コンピュータが犯罪に使われるお話なので、多分、コンピュータで何でもできちゃうって感じの話になりそうで、正直あまり期待してないけど。ついつい・・・。
もちろん岡島二人さんも乱歩賞作家です。この岡島二人さんは、ペンネームがあらわすようにお二人で執筆されてたんですって。その片方が現在の井上夢人さん。つまり藤子不二夫さんみたいな感じってわけなんですね。
知らなかった〜。