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ターンAガンダム 「地球光」「月光蝶」

結局あたしはこの夏休み、仙台に行った以外は、ずっとDVD見てます。すっかり引きこもりです(笑)。
見てるDVDは、ダウンタウンのごっつええ感じと、ガンダムの第08MS小隊
それとあらためて、ターンAガンダムの映画を見直しています。
もちろん、読書もちゃんとしてますよ〜。

ターンAガンダム 1 地球光
バンダイビジュアル (2002/06/25)
売り上げランキング: 1,416
おすすめ度の平均: 3.33
4 純粋に面白いが
5 「ガンダム」の銘を背負った、全く別の物語
3 消化不良

ターンAガンダム 2 月光蝶
バンダイビジュアル (2002/06/25)
売り上げランキング: 1,415
おすすめ度の平均: 3.53
4 魂を引かれる地球を離れ、宇宙へは出たものの。
5 面白い よしなに
5 緊迫感


○「地球光」
ロランたちが宇宙に飛び出すまでを収めたのがこの「地球光」です。
月から地球に戻ってくるための調査という月の女王ディアナからの命を受けたロラン・セアックは、偶然にホワイトドールと呼ばれるターンAが目覚める場面に立ち会ってしまい、そのままパイロットとして月の同胞と戦火を交えることになってしまいます。
やがて地球に住む人々は、マウンテンサイクルという遺跡から、黒歴史として封印されていた大昔の兵器を掘り出してしまいます。その中に過去の人類が地球を住めない場所にしてしまった核兵器も含まれていたのです。
やがてロランたちは地球に攻め込んできたムーンレイスのアグリッパ一派に会いに月へ旅立つことになります。
「地球光」はここまでのお話で、この後が「月光蝶」に続きます。


まず、ロランが月から降りてきてホワイトドールが動き出すまではしょりすぎで、ある程度予備知識がないと、登場人物の役割や関係がまったく理解しきれないと思いました。あたしの場合は、福井晴敏さんの小説『月に繭 地には果実』を先に読んでたので理解しやすかったけど・・・。

ヒゲのガンダム(ターンA=ホワイトドール)だけじゃなくて、そのほかのムーンレイスのモビルスーツは、デザイン画だけを見るとすごく違和感があるんですけど、動いてる画面を見るととてもしなやかで躍動感もあります。それに19〜20世紀初頭って雰囲気の舞台にとてもマッチするんですよね。すごく不思議な感覚。


○「月光蝶」
月に行ったロランたちはついに黒歴史の秘密を知るにいたります。それはかつて人類が犯した罪の歴史でした。争いに明け暮れて地球を住めない星にしてしまったのです。それを封印したのがターンAでした。
しかしその兄弟というべきターンXに乗ったギンガナムは再び戦いの歴史を繰り返そうとし、ロランは黒歴史を繰り返さないためにターンAに乗ってターンXと最後の戦いに臨みます。
ターンAはついに世界もろともターンXを封印しようと、「月光蝶」という最終兵器を起動します。そして・・・。というお話です。


前編の「地球光」に比べての唐突感もないし、ターンAとターンXとの戦いを中心に構成されていて見ごたえも十分。
ターンAが「月光蝶」となって空を飛ぶシーンは感動しますし、なぜターンAがあんなデザインになったのかが、それを見れば理屈じゃなくて感覚で理解することができると思います(実際には「繭」を作るのは蝶じゃなくて蛾なのですけど、「月光蛾」ではあまりに聞えもよくないので、ここは蝶ということで納得しておいてくださいね)。

で、エンディングは本当に感動しました!!!!
最後に流れる歌と映像が最高です。泣けます・・・。
そしてソシエがかわいそすぎる。



このターンAガンダムは、ガンダムの傍流扱いをするひとが多いけど、実際にはすべてのガンダム(宇宙世紀だけじゃなくてアナザーガンダムも含めて)を飲み込んで、答えを示してくれているので、傍流なんかじゃなくて、ファーストガンダム以降の宇宙世紀シリーズの正統な続編なのです。
きっとターンAって毛嫌いしてるひと、多いと思うんですけど、そういうひとにこそぜひ見てもらいたいなって思う作品です。もちろんそれでも「ダメだ〜」っていう人も多いって思いますし、実際にそういう感想もらっちゃってるので・・・。


とっても大好きな作品なのだけど(むしろファーストより好き)、評価は★★★★☆までとさせていただきました。
やっぱし予備知識がないとつらいって思いますし、その分減点かも。