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またやっちゃった・・・・:終着駅


この前、この本を買いました。久しぶりの白川道さん。

終着駅
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白川 道
新潮社
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実は単行本の方でおんなじ本を買っていました。またやっちゃいました。


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でも、単行本を読んでからかなり時間がたっていたので、じっくり読むことができて、それはそれで楽しめました。
あらためて読んでみると、相変わらず主人公のキザなセリフまわしは白川さんの真骨頂。基本的にヤクザのお話は嫌いなのだけど、ヤクザを美化していることもなくって、ヤクザの世界の抗争や思惑などが丁寧に描かれています。それとかほると岡部の愛の物語が、岡部と言う人間を接点にしてうまくまとめられていると思いました。


評価は★★★★☆。
単行本を読んだときは、あんまり評価してなかったけど、今読んでみると、ああなんとなくわかる。あたしの好みが変わったのか、それとも歳をちょっとだけ重ねて主人公岡部の歳に少しだけ近づいて岡部気持ちが理解できるようになったのかな?


単行本を読んだ直後のレビューを載せておきます。

終着駅
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白川 道
新潮社
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おすすめ度の平均: 4.0
4 終着駅
5 読み終わって五分後に涙しました。
2 期待していたのだが


白川さんのハードボイルドはずっと読んできてて、この作品もとっても期待していました。暴力団の抗争に巻き込まれていく主人公の岡部と、盲目の女性との純愛を中心に、物語は進んでいきます。
相変わらずキザなセリフが並びますが、ちっとも背中が痒くならないのは、白川さんならではの持ち味です。
ただ、エンディングは、わたしにとっては謎になっています。京香を死なせてしまったことに責任を感じてたからなのでしょうけど、それが岡部の美学だとしても残されたかほるはどうなってしまうのでしょうか?
それは男の身勝手に他ならないです。だってかほるを救えるのは岡部しかいなかったのに、その岡部がいなくなってしまったなら、かほるはまた殻に閉じこもるしかないじゃないですか。
いいお話ですけど、途中からいやな予感がして、そのとおりになってしまって残念で、ちょっとむなしくなりました。


評価は★★☆☆☆。
(2005年4月)

ちなみに、昨日も単行本で買った本を文庫でも買ってしまいました。それがコレ。二冊連続だよ・・・。


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たま〜に、同じ本を買ってしまうこともないわけじゃないけど、よりによって二冊連続でやる? ドジにもほどがあるわね・・・。


さらに、これは一日前に買った本をその次の日にまったく同じのを買ってしまいました! もうボケボケです。 もったいない!


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