ディザスターボックス解散興行、佐々木貴&GENTARO参戦と話題豊富のディファ有明大会です。裏ではCTU解散興行とか全日本プロレス両国大会など、ビッグマッチが目白押しでしたけど、DDTならではの楽しい興行となりました〜。
★第一部 ディザスターボックス解散興行★
卒業式
列に並んで卒業式。卒業式に付き物の「僕たち、私たちは〜〜〜」などもあって、とてもコミカルな卒業式でしたが、これもあっけなく終わったとき、中澤マイケル選手が乱入。「試合もしないでもう終わりかよ!」と退場していこうとするメンバーを制止、目安箱の中に入っていたファンからの提案「ユニットとして終わっても団体として活動をすればいい」というのを受け入れ、ユニオンプロレスをつぶしてディザスターボックスがユニオンの持つ団体権を奪おうとするのです。
そこにユニオンのメンバーが登場して、ユニオンvsディザスターボックスの対抗戦に突入!
第1試合 ユニオンプロレスvsディザスターボックス 10人タッグマッチ
ロンドンキッド、大家健、726、チェリー、佐野直 vs 大鷲透、男色ディーノ、マッスル坂井、猪熊祐介、中澤マイケル
予想通り大家健が捕まってボッコボコにされる展開になりましたが、最後はなんとあの大家がマイケルを丸め込んで3カウント! こうしてディザスターボックスの野望は夢と消え、その歴史に幕を閉じることになったのでした。ちゃんちゃん。
★第二部 普通のDDT興行★
第1試合 諸橋正美復帰戦 飯伏幸太 vs 諸橋正美
怪我で長期戦線離脱していた正美選手の復帰戦。まだ試合勘も身体も戻ってないなぁって思う箇所も目に付いたけど、持ち前の負けん気で客を沸かせていきます。最後は逆エビ固めでギブアップ負けをしたけど、まだまだがんばってください。
第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権 トリプルスレッド
<王者>偽沢光晴(一宮章一 vs 松永智充 vs 小笠原和彦
久しぶりのDDTマット参上となる一宮元社長。最近はすっかり朝青龍の件で有名になっちゃいましたけど、今回は三沢光晴の偽造で登場。小笠原先生は大暴走するわ、トミーの「オーイェイ」も出るわのはちゃめちゃの試合でしたが、偽沢のローリングエルボーがトミーに炸裂して、元社長の貫録勝ちで王者防衛。試合後、朝青龍問題の真相をオフレコで話していただきました。その話の感想は「男ってズルイ」。
第3試合 キング・アラモアナ、キング・アラモアナ、キング・アラモアナ vs 改造蛇人間ジャカイダー、星誕期、中澤マイケル
「我こそは本物のキング・アラモアナだ」と名乗る2人を加えて3人のアラモちゃんがリングへ登場。その戦いぶりから本物を見分けたいというのがその趣旨。対戦相手は「余ってる連中(byアントン)」。
試合序盤、ジャカイダーはリング上におらず、数的に不利なDDT軍が劣勢。そんな時、テーマ曲とともに、ゆっくりとジャカイダー入場・・・。しかし入場中にマイケルがピンフォール負け。
ジャカイダーいわく「これじゃあ世界の平和を守れないだろう!」と再試合を要求します。ずいぶん自己中な世界平和だなぁと思いつつも、しぶしぶ再試合。またジャカイダーは引っ込んでいってしまい、今度は星誕期選手がピンチに。そのときようやくジャカイダーが登場。今回はピンチに間に合って呪文から、邪魔な髪の毛を気にしつつキャトルミューティレーションでギブアップ勝利し、世界の平和は守られたのでした。
試合後、アントンがやってきて「これじゃどれが本物のアラモちゃんかわからない。次回の後楽園で3人が対戦し、その試合結果と内容で誰が本物なのか判断する。それまでは3人を平等に扱う」と言いました。
第4試合 KUDO、ヤス・ウラノ vs 橋本友彦、安部行洋
MAKEHENやバチバチで活躍する元DDTの橋本選手が久しぶりのDDTリングに。対戦相手は最近息の合った試合をするKUDO・ヤスコンビ。試合はKUDO・ヤスのスピーディー&トリッキーな動きに新人の安部ちゃんがロングバトルを強いられる展開。橋本選手のパワー殺法があんまり発揮できず、結局、ヤスのフランケンシュタイナーで投げられた安部ちゃんの上にKUDOのダイビングダブルニーがヒットして試合終了。
KUDO・ヤスがKO-Dタッグの挑戦をぶち上げると、全王者のヌルヌルブラザースが登場して「お前たちには実績がない」と言い放ち、自分たちにこそ挑戦権があると主張。そこにまたアントンがやってきて「次回の後楽園で挑戦者決定戦をやれ。その試合結果と内容でどっちが挑戦者にふさわしいか判断する。それまでは両方を平等に扱う」と言うのでした。
セミファイナル 高木三四郎、GENTARO vs MIKAMI、タノムサク鳥羽
元DDTのGENTAROが退団後初のDDTマット参戦。あたしはあんまり知らないのだけど、GENTARO選手ってDDTとかなり確執があるようなんですね。そんなこともあってかMIKAMIがGENTAROに感情をむき出しにする場面もあって、かなり試合はヒートアップ。
GENTARO選手現在進行形のDDTに戸惑いを示す場面もありましたが、最後はキレイなシューティンスター・プレスでタノムサク鳥羽選手を葬って貫禄勝ちを収めました。
GENTARO選手は「もう2度と上がる事はないと思っていたけれど、またこうして上がれて嬉しい。楽しかった。」とようやく頬を緩めると、高木選手も「またオファーするから」とガッチリ握手しました。
メインイベント 佐々木貴、HARASHIMA、諸橋晴也 vs Koo、プリンス・トーゴー、アントーニオ “ザ・ドラゴン” 本多
すっかりデスマッチファイターとして人気・実力・実績ともトップに立った佐々木貴選手がDDTに凱旋。対戦相手は前回の4WAYタイトルマッチで遺恨を残したaWo軍。デスマッチでは見せることのない往年のDDTでのファイトがよみがえります。バキューンを見れただけでも感動!
前回のタイトル戦のリプレイを見ているかのように、諸橋選手がおびただしい流血をさせられる凄惨な試合になりました。HARASHIMAの山折りや蒼魔刀もかわされて万事休すっ!
・・・と思ったら、最後の最後で諸橋選手がKooのスキをついてのモロ・クラッチで現王者から3カウントを奪う大金星!
次期挑戦者はこれで諸橋選手に決まったと思ったのですが、これにHARASHIMAが割って入ります。そこでアントンがまたまた「次回の後楽園で挑戦者決定戦をやれ。その試合結果と内容でどっちが挑戦者にふさわしいか判断する。それまでは両方を平等に扱う」と言い放ったのでした。
確かに試合前は貴選手の存在感は他を圧倒していましたが、試合が始まってしまうと貴選手の存在がかすむほど、諸橋選手の頑張りが光った試合でした。
おまけ
デスマッチファイターの背中。