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プロレスの奥深さと幅の広さ:俺たち文化系プロレス DDT


ちょっと前なのですが、あたしの大好きなDDTの高木三四郎社長が書いた自伝を読みました。

俺たち文化系プロレス DDT
高木三四郎
太田出版
売り上げランキング: 236604
おすすめ度の平均: 4.0
4 アイディアの源、チラリと垣間見えます


あたしがDDTを知ったのは、南船橋のららぽーとでビアガーデンプロレスを始めた頃で、サムライTVのS-ARENAとか生ゴンのニュースで見てた程度。そのあとサムライTVで「ドラマティック・ファンタジア」というDDTの試合中継が始まって、だんだんとハマっていきました。試合会場に初めて足を運んだのは、三四郎選手とKUDOのKO-D無差別級選手権試合の興行でした。
なので、そんなに古いファンではないので、DDTの旗揚げから現在に至る歴史と、その背後にあった様々な出来事を大変興味深く読ませていただきました。
DDT旗揚げ当時のエピソードは、過去三回の高木三四郎トークショー(http://d.hatena.ne.jp/momo0258/20061212/1165936293http://d.hatena.ne.jp/momo0258/20070606/1181133494http://d.hatena.ne.jp/momo0258/20071220/1198098492)で、だいたいうかがっていたのですが、いざ文章で読むとその当時のインディプロレス界がかなりいい加減に運営されていたんだ(今でも変わらないでしょうけど)とか、DDT自体も成り行きで出来上がったとしても、その後は勢い+計算でちゃんと考えられて運営されているんだなぁというのがよくわかります。
一番興味深かったのは経営者の変遷。過去「社長」だったひとから高木さんが社長を引き継いだ経緯とか、表向きは一宮社長としていた時代に陰で高木さんと今の奥様の協力により社長業をしていたこととか・・・。
DDTがもっとも大事にしているのはファンのこと。常にファンにどう受け入れられるかどうかを考え、時にはそれをいい意味で裏切ってくれる。ファンは移り気なので常に新しい提案をし続ける。これってすごくパワーと頭脳を使うことだと思うのだけど、それをアッサリとやってのけるように見せるDDTのパフォーマンスはプロレス界ナンバーワンでしょう。
DDTは今では6つのブランド(DDT、ユニオン、マッスル、クルーザーゲーム、ハードヒット、新北京)を展開し、新宿には「ドロップキック」というバーをオープンしていて、近日中にはカレーハウスもオープンさせるといいます。すっかり大きくなったDDTではありますが、これも地道な努力がファンに支援されてのこと。これからもファン目線を大事にしていってください。