今日のDDTプロレス後楽園大会は、DDTの全ブランドが終結したDDT Special 2009。メインは飯伏vs石川修司のKO-D無差別級はもちろん注目ですけど、そのほかにも注目に値するカードが目白押し、ダークマッチも含めると全10試合も。
第1ダークマッチ DDT提供試合ダークマッチ
安部行洋&星誕期 vs 松永智充&伊橋剛太
会場の伊橋人気がすごかったです。松ちゃんの手抜きファイトもコミカルで楽しかった。それにも増して、安部ちゃんの成長と星誕期選手のパワーに圧巻。試合はダイビングボディプレスで星誕期選手が伊橋選手から貫禄の3カウント勝利。
第2ダークマッチ ユニオンプロレス提供ダークマッチ
諸橋晴也 vs 竜剛馬
試合中の変なマスクマンが流れ込んできたり、小笠原先生がなだれ込んできたり、月を見て松井レフェリーが狼になりかかったり、尾崎豊の歌を歌う神様が登場したり、ユニオンの怪しさが凝縮された楽しいダークマッチでした。試合は結局諸橋選手のリングアウト負けという、これまた不透明決着に。ユニオン行きたくなりました!
試合前の記者会見
高木大社長より、DDTの新戦力として、某メジャーエンターテイメント団体に所属していたマッスル坂井選手が、DDTに入団することが発表されました。来年7月の両国大会に向けて練習生として再出発するとのこと。最後はハッスルポーズで〆てオープニングへ。
第1試合 BOYZ提供試合
大石真翔&円華&佐々木大輔 vs ツトム・オースギ&木高イサミ&高尾蒼馬
イケメンレスラーたちが終結するBOYZブランドの6メンタッグ。試合はキャリアに勝る大石・円華・佐々木組の貫録勝ちでしたが、イサミの頑張りが目を光りました。ここでもユニオンが存在感を示しています。
第2試合 ハードヒット提供試合
タノムサク鳥羽&澤田”マレンコ”篤男 vs 長井満也&佐々木恭介
競技性を強調したハードヒットブランドのタッグマッチ。ロープエスケイプでポイントをロストしていくルールなのですが、リングアナウンサーのポイントコールの声が小さくて場内にちゃんと伝わってなかったような気がしました。で、ロストポイントが最後の1ポイントになった長井・佐々木組でしたが、最後の最後で長井選手が澤田選手をKOして逆転勝利。
YAGOプロレス内ブランド「RAW IS YAGO」提供 衛星生中継
矢郷良明 vs 高木三四郎
WWEの試合中継のような映像で試合の合間にカットインされる高木大社長vs矢郷さんの決着戦。場所はなんと銭湯! 試合は大社長が電気風呂で感電してKO。
第3試合 クルーザーゲーム提供試合
MIKAMI vs ヘラクレス千賀
MIKAMI選手が主宰するクルーザーゲーム提供試合。千賀選手は個人的にお気に入りですが、この試合はどっちもちょっと淡白だった気がしました。クルーザーゲームならではの攻防をもっとアピールしてもらいたかったなぁ。
第4試合 監獄島プレゼンツ運営権が欲しければ、殺せ!バトルロイヤル
<参加選手>高木三四郎(DDT代表取締役)、大家健(DDT売店代表)、石井慧介(ベルトハンター×ハンター代表)、中澤マイケル(矢郷第三帝国軍代表)チェリー(女子部代表)、大鷲透(ちゃんこ大鷲代表)、谷口智一(大阪府警察本部警備部第二機動隊第三中隊第一小隊爆発物処理班代表)、猪熊裕介(フレンチカレーミツボシ代表)、新藤力也(プロレス&スポーツバードロップキック代表)、藤岡典一(DDTテック代表)→村田晴郎(ドラマティックファンタジア代表)
団体運営権をかけた10人の囚人によるバトルロイヤル。急病で欠場したメガネ藤岡くんの替わりにエントリーされた村田アナウンサーがリング上で実況をしながら、最後の3人に残ることに成功。首尾よく高木社長をOTRに陥れることに成功したのですが、中澤選手に負けてしまい、中澤選手がDDTのCEOに就任することになりました。まずは不入りの銀座大会をどうにかするよう大社長より指示が出たのですが、何の権限もなく責任だけ負わされそうな立場ですね〜。
第5試合 新北京プロレス提供試合
趙雲子龍&Dragon-Achooooo&周瑜公瑾 vs 曹磨刀&元大老&安浦野
HARASHIMA選手同様、鍛え抜いて鋼の肉体を獲得した曹磨刀選手が、ヒール軍団に利用されて新北京プロレスに殴りこみをかけてきました。新北京プロレスのわかりやすさで会場は大ウケでした。特に手をほとんど使わない元大老選手はあたしの後ろの席の女性の皆さんのハートをがっちり掴んでました。
セミファイナル UWA世界6人タッグ選手権試合
<王者組>フランチェスコ・トーゴー&アントーニオ本多&PIZAみちのく vs 男色ディーノ&マサ高梨&佐藤光留<挑戦者組>
ユニット結成以降何の実績も残していないベルトハンター×ハンターがUWA6人タッグに挑戦。相手は難攻不落なイタリアン・フォー・ホースメン。試合は高梨選手が長時間捕まってしまい、ペースは完全に王者組に。終盤、佐藤選手に向かってアントンがダイビングフィストドロップを仕掛けたのですが、その腕を取って腕ひしぎ逆十字固めで決め手大逆転勝利! ついにBHHのベルト本数は12本になってしまいました。佐藤選手にとってはレスラー生活初のベルト獲得で、とてもうれしそうだったのが印象に残りました。
メインイベント KO-D無差別級選手権試合
<王者>飯伏幸太 vs 石川修司<挑戦者>
場内の歓声は7:3で石川選手に。会場の声援も味方につけた石川選手が持ち前のパワーを前面に押し出して飯伏選手を圧倒。もともとこの2人は飯伏選手が王者になる前にハードヒットで何度か対戦しており、熱戦の末、石川選手が勝ったことも。今日の試合も同様、ものすごく素晴らしい試合内容でしたが、飯伏のすべてを受け止めた末に、クロスアーム式スプラッシュマウンテンという新技で完璧な3カウントを奪った石川選手は、かつての気のいいだけの石川選手ではなく、独立した団体・ユニオンのエースとして立派に成長した姿でベルトを腰に巻いたのでした。ぶっちゃけ、ハワイ軍のKooの中の人として王者になったことはありますが、石川としては初の戴冠です。セコンドに付いていたユニオン全員の団結力も素晴らしいですね。おmでとうございました。