小さいころから18歳くらいまで、好き嫌いが本当に多かった。中でも一番嫌いだったのが豚肉と牛肉。でも挽肉だと食べられるのでハンバーグは大好きだったし、ソーセージやハムなどの加工食品は大好きだったというすごく自分勝手な嗜好でした。なので給食でお肉が出てくる日はもうサイアク。担任の先生が鬼のように厳しくって、給食を食べ終わるまで許してくれない人だったので、6時間目が終わってもあたしの机の上には給食が残っていた。
名古屋では中学校からお弁当になるので、小学校を卒業するときに一番うれしかったのは「あのくそ不味い給食を食べなくても済む」ことだった。
それ以来、偏食で困ったことは特になかったのだけど、最後の試練は高校の修学旅行に待ってました。うちの高校はとても厳しい高校だったので（管理教育で有名な高校だった）、修学旅行の食事を残さず食べなくてはいけなかったのです。だから豚肉嫌いを克服するため、修学旅行の1年も前から、ベーコンからスタートして豚肉を食べられるようにトレーニングしたんですが、結局うまくいきませんでした。で、修学旅行当日はどうしたかというと、隣に座ってた食いしん坊とこっそりお皿をすり替えて事なきを得ました。
そんな偏食だったあたしだけど、これが上京したのを境にガラリと変わるんです。大嫌いだった豚肉も大好物になって、ほかにも嫌いな食材はいっぱいあったのに、ほとんど食べられるようになったんです。
今ではほとんど好き嫌いがないあたしですが、未だに納豆だけは食べられません。我慢して飲みこむこともできません。口に入れた瞬間におえーーーーってなってしまいます。うちの家族では父と姉が納豆大好きで、母とあたしが納豆NG。名古屋は納豆食べる地域なので、出身地が納豆嫌いが多いっていうわけではないのです。別に今更納豆嫌いを克服したいとも思わないけど、おいしく食べられるのだったら再挑戦してみたいです。
あ、それと、もうひとつ苦手なものがありました。それはゴーヤ。あの苦さはどうやってもムリ！
