最近、厚生労働省が「パワーハラスメント」の定義を出しました。それはすなわち、
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」
というもの。
メディアでは、「上司から部下だけではなく、同僚間、部下から上司への嫌がらせも、パワハラと呼ぶことになった」と報道されていますが、そうした認識は今回の定義のどこから導き出されたのかといえば、それは、「人間関係」という文言からなのです。つまり、職場内の優位性は、職務上の地位だけではなく、人間関係などのなかにも生じることを認定しているのです。さらに報告書は、具体例として以下のような行為類型を挙げています。
- 暴行・傷害(身体的な攻撃)
- 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
- 隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
- 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
- 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
- 私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)
そう考えると、わたしが過去、部下のオバサンに受けた行為はパワーハラスメントと言ってよいのかもしれない。わたしより年上の部下がサボタージュをちらつかせてわたしに無理難題を言ってきて、わたしはそれによって休職に追い込まれたのだった。
あと、前々職の会社の上司に『お前みたいなやつがいるからこの会社はダメになったんだ』と怒鳴られたことがある。すごく些細なことで。これも立派なパワハラだろう。
今の会社の前の上司も、あたしに仕事をほとんど与えないで放置していたのだけど、それもパワハラに入るのだろうね。
そう考えると、うちの会社ってすごくブラックじゃない?
何かあったら訴えてやる(笑)。