年末恒例の新語・流行語大賞が発表されました。
今年は「今でしょ」「じぇじぇじぇ」「お・も・て・な・し」「倍返し」の4語が大賞を受賞しました。これには異存はありません。4つのうち1つでも欠けたらダメだったと思います。
残るトップテンですが、選ばれた言葉には異存はないものの、ただ納得できないのは受賞者。
まず「特定秘密保護法」の受賞者が西山太吉。言わずと知れた西山事件の人。沖縄返還における密約の存在を世に知らしめた元毎日新聞の記者ですが、西山事件とは外務省の既婚の女性事務官と性的関係を持ち国家機密を聴きだしたとして国家公務員法（教唆の罪）で逮捕された事件です。結果として密約は存在し、西山氏はその後の国家賠償訴訟で勝利はするのですが、肝心の「機密の持ち出し方」についての問題は伏せられたままでいいのかと思ったりもします。こんなハレンチな人間が受賞者だなんてね。
それと「ブラック企業」もトップテン入り。受賞者は「ブラック企業対策プロジェクト共同代表でＮＰＯ法人ＰＯＳＳＥ代表にして若手論客・今野晴貴さん」だそうです。ここはやっぱり、ワタミの元会長で現参議院議員の渡邊美樹に出てきてほしかった！ざんねん！ ユニクロの柳井でもいいし、進研ゼミのベネッセでもいいんじゃない？
まー毎年、流行ってもいない言葉がトップテン入りしていたのですが、今年は新語・流行語の豊富な年だったので、例年のみっともないことにはならずに済みましたね。
それでも「候補」のほうにはよくわかんない単語が並んでたりもします。
その最たるものが「アホノミクス」。紫の髪でおなじみの（笑）浜矩子教授が作った言葉とのことですが、こんなのいつ流行りました？ ってか浜矩子は日本経済が崩壊するすると毎年本を出してる、かなり逝っちゃってるオバサンだしね。
あと「富士山」なんて新語でもなんでもないし。「引いたら負け」って楽天の田中投手の言葉らしいんだけど、こんなのぜんぜん流行ってないし。
「母さん助けて詐欺」なんて、警察が流行らそうとして、ぜんぜん定着しなかった言葉なのに、どこが流行語？「ビッグダディ」なんてとうにブーム去ってるし。
そんなわけで今年のトップテンんがたまたままともなだけであって、相変わらず適当でいい加減な新語・流行語大賞なのでした。
