あたしは街頭募金とかそういうのにはお金を払わないことにしてる。それは慈悲がないとかではなく、その街頭募金を呼びかけている人間や組織がどんなものなのかわからないから。本当に困ってるひとに善意のお金が届くかどうかわからないから。
で、うちの会社にもペットボトルのキャップをワクチンに換えようという運動に参加してて、こんなものがオフィスの隅に置いてあります。
直感で「うさんくさいなぁ」って思ってて、あたしはキャップを入れたことはないのだけど、その運動を主宰してるNPO法人のエコキャンプ推進協会が、実はワクチンにはなってなかったことが明らかになりました。
Wikipediaにはこんなことが書いてあります。
エコキャップ運動 - Wikipedia
エコキャップ推進協会は、”途上国の子供たちにワクチンを供与する運動”として従来より広報してきたが、2013年9月を最後に一切のワクチン供与活動を停止しており、集められたペットボトルキャップによる利益の行方は不明のまま、善意や信頼に背く状態が続いている。
エコキャップ推進協会が寄付先としている世界の子どもにワクチンを日本委員会は、1年以上、寄付金を受け取っていないことを受けて「弊法人に寄付をされず、その他ワクチン支援の支出がないことは極めて重要な事実」、「多くの方々の善意や信頼を裏切るものであり、とうてい許容しがたい事実を招いていると言わざるをえません。」などと内容証明郵便を通じて批判している。
あたしが直感で可怪しいと思ってたのは、キャップを輸送したり、選別したりするコストのほうが高いのではないかというものでした。これについてもWikipediaには詳しく問題点として指摘しています。
本当にワクチンを途上国に贈りたいのであれば、世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)に直接寄付をしたらいいのではないでしょうか。
とにかく他人の善意を欺くような行為は断じて許すことができません。