下巻の半分すぎから一気に話が別の顔を見せます。
そして大どんでん返しも。
壮大な「大芝居」でしたね。
けど、最後の展開についていけず、結局ネタバレサイトを探したくらいですから、かなり難しい「伏線」の謎解きが必要です。
あと、高校生の日常を描く上で、この物語と無関係な話題もあり、そういう点では中だるみですし、ちょっとその謎解きは無理があるというツッコミどころもまあまああったり。
それでもね、おじいさんでの病院のやり取りには涙が出そうになりました。
一見、本編にはなんの関係もなさそうなおじいさんのお店でのやりとりは、ここに収れんされていくのですね。さらなる謎解きであるとともに、あすなと読者の涙腺を崩壊させるための「フック」だったのです。随分大きなフックでしたが。
おもしろかったです。いい作品でした。
それと、ジャスコがイオンではないことはトリックでも何でもありませんでした。
つぎは・・・・。