膝を骨折して松葉づえ生活を余儀なくされているわけですが、あらためて「この世の中は身体障碍者にやさしくない」って思い知らされました。元気だったころにはまったく気づきませんでした。
まず駅で下りのエスカレーターが全然少ないこと。松葉づえで階段を降りるのって本当に大変なんです。あとエレベーターが設置してないか、設置しててもエレベーターが端っこにあって、長い距離を歩かされる羽目になる。
駅以外だともっとひどい。先日横浜アリーナに行ったのですが、3階のスタンドに向かうには階段しか手段がない。ロビーからアリーナに向かうエスカレーターも封鎖してて、何考えてんの！って感じだった。
電車の中でも優しい人ばかりじゃない。松葉づえを使ってるあたしを見て見ぬふりをして席を譲ってくれない人が圧倒的に多い。それと優先席が圧倒的に少ない。全部とは言わないけど、半分くらいを優先席にしてもいいんじゃないの？って思う。
外を歩いてると、ほんの数センチの段差も怖い。日本は本当にバリアフリーからほど遠い社会だ。あたしが健康に戻ったら、体の不自由な人々にもっともっと優しくしてあげないとって思いました。
