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非都民でよかった?

猪瀬前東京都知事徳洲会からの隠し献金問題で辞任し、来月9日に投開票となる東京都知事選ですが、何やらひどい状況になりつつあるようですね。

何がひどいって細川護熙元首相の立候補表明ですよ。「脱原発」というOne Issueで支持を集めようとし、小泉元首相が支援に回るというひどい状況。One Issueで選挙を戦うというのはまさに小泉元首相が得意とする作戦でしょうが、そもそもエネルギー政策は中央政府が決めるものであって、その上、都に原発はないのだから都政には何の関係もない。都は東京電力の株主ではありますが、議決権比率は1.2%でしかなくもはや大株主ではないのです。確かに株主総会で議案を提案する権限が与えられますが、議決についてはたいした権限を有しておりません。筆頭株主原子力損害賠償支援機構が54.69%の過半数を有してて、[原子力損害賠償支援機構=政府]みたいなものだから、いくら都が声高に叫んでも粛々と否決されるのが火を見るより明らかなのに。
それにですね、細川元首相がどうして退陣になったのかお忘れでしょうか? 国民福祉税構想の失態(あの深夜の記者会見はひどかった)と、佐川急便からの1億円の違法献金疑惑ですよ。コクヨの領収書は今でも覚えてますが、猪瀬前都知事の借用書並みにひどかった。違法献金疑惑を国会で追及され、何の説明もできずに辞任に追い込まれたのです。つまり5000万円の政治とカネの問題で辞任に追いやられた次に、1億円の政治とカネの問題を抱えたままの人間が都知事になるなんてあり得るのでしょうか?
挙句の果て、今日予定されていた出馬表明の記者会見を、選挙公約が決まってないから延期したってあんた・・・。結局「脱原発」以外はなにも考えてなかったってことじゃないのさ。細川はまだこんなことも言ってます。「東京オリンピックは返上すべき」だってさー。

一方で、自民党も迷走してる。情けないわー。自民党が下野して後ろ足で砂をひっかけて離党して除名処分になった舛添元厚労大臣に頼らなければならない始末。自民党東京都連が支援し、自民党本部が追認するような形に落ち着きそうだけど、除名した人間を担ぎ出さなきゃならないほどの人材難なの? 最初は国会議員から公認候補を出そうとしたけど、そうなると補欠選挙が消費税増税後になるので、勝つ自信がなくて見送ったとらしい。バカじゃないの死ぬの?

マスコミ上では細川と舛添の一騎打ち、争点は「脱原発」っていう論調だけど、そもそも都に権限のない原発問題が争点になるはずがないでしょうに。

本当に都民じゃなくてよかったわ。もしも細川が都知事になったら、青島以下のとんでも最悪なことになるでしょう。でもね、いくら都民じゃないとは言っても日本の首都の首長を決める選挙だから、間接的には影響を受けないわけではないので、少しでもマトモな人間が当選してくれることを、心から祈らないわけにはいきません。