精神科医・伊良部一郎が登場するシリーズ第3弾。
すっごく痛快なお話だったので期待していたんですけど、正直言って期待はずれでした。
タイトルにもなってて一番最後に収められてる「町長選挙」こそ、ユニークで<<これこそ奥田ワールド>>っていう感じの快活なお話なのだけど、それより前の3つのお話がよくないんです。決して面白くないわけじゃないんですけど、モデルがはっきりわかっちゃうから、どうしても実在の人物がダブってしまうんです。
プロ野球球団・東京グレートパワーズのオーナーで大日本新聞の会長、田辺満雄はナベツネだし、アンポンマンこと安保貴明は、ホリエモン・堀江貴文だし、女優・白木カオルは黒木瞳だし・・・。ちょっとやりすぎ。
伊良部先生の切れ味もイマイチだしね。
三冊目でもう息切れしちゃったのかなぁ。というわけで、★★★☆☆までが精一杯って思います。