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DDTプロレス両国国技館大会『Judgement 2019~DDT旗揚げ22周年記念大会~』

昨夜のマッスルマニアの興奮も冷めやらぬ中で、DDT本体のビッグマッチにも行ってきましたよ。

最近のDDT本体の興行は当たり外れが激しいって何度か書いてるけど、今回は「当たり」でしたね。ダレる試合もあったけど、アンダーマッチからメインまで概ね盛り上がったし、特にメインは文字通り素晴らしい内容ではなかったでしょうか。ここ数年の両国メインでもベスト級の試合だったと思います。

ダレた試合というのは、休憩前のあの試合ね。長与千種選手だけが目立ってて、肝心の高尾選手が全然目立てなかった。しかも試合が終わっても、今後の展開はまったく変わらなそうだし、結局、高尾選手の「伸び悩み」(カギ括弧付きですよ!)を助長しているのは、こういう会社側の扱いなんではないのかなって思います。

前半であたしの関心を引いたのは、第三試合の潮崎豪樋口和貞納谷幸男vs関本大介大鷲透・飯野雄貴の6メンタッグ。大型選手の激突の迫力もさることながら、そして大鵬関のお孫さん、納谷幸男選手、お祖父様の大鵬さんにそっくりでした。現在リアルジャパンプロレス所属のようだけど、またDDTに出てほしいなー。

さらに、毎回余った選手で組まれるアイアンマン時間差バトルロイヤルなんですけど、これがすごく楽しかった。なんだかんだで最終的には赤井沙希選手が新技、ケツァル・コアトルで平田一喜選手から完勝でした。すごい破壊力ですし、見た目の説得力もすごい!

あとね、個人的に大注目だった、推しの遠藤哲哉選手が、NOAHの丸藤正道選手とのシングル。セミファイナルに組まれているし、確実に会社のプッシュがあるカードです。それでも結果はやっぱり丸藤選手。そりゃブックメーカー的な視点から言っちゃえば、丸藤に負けさせるわけには行かないんだから仕方がないかもしれないけど、せめてフルタイムドローとかを期待してたんですが。厳しめのこと書いちゃうと、遠藤選手の肉体美は間違いなく団体トップだと思うんだけど、でもそれがプロレスに合ってる肉付きかっていうとそうじゃない。プロレスラーには適度に脂肪もいると思うからね。遠藤選手が打撃食らって悶絶してるの見るたびに思っちゃう。そこに彼の強さの説得力がないんだと。

メインは、やっぱり竹下幸之介選手の勝利でタイトル移動。佐々木大輔選手は惜しかったけど、勢いの差と、追われるものの弱さが出たかも。ミスティカ式クロスフェイスがあんなやり方で返されるなんて・・・あの時点で勝負あったねぇ。竹下選手がビッグマッチで本当に追いつめられたときにだけ繰り出すバイオニックエルボーとBrainbustaaaaahhhhh!!!!!が決まると、形勢がガラリと変わる。今回は竹下選手の執念勝ちですね。
あと、やっぱり観客の、竹下選手を見る目が確実に変わってきてる。その契機は昨年末のD王GP2019の決勝、潮崎豪選手との決勝戦でしょう。あの日にようやく多くのファンの心を掴むことに成功した(どこから目線やねんというツッコミをしてもいいです)竹下選手がKO-D無差別級に返り咲いたことで、いったいどんな王者像を見せてくれるのか、本当に楽しみでなりません。