会社が休みな今日、丸一日かけて、やすみやすみで読了しました。
法廷サスペンスとしての完成度も高いですし、良質な小説だと思いました。
ただ、最後の最後にあきらかにされる、主任弁護人だった貴島と桝田の行動の真相は、突拍子もないというか、フィクションでないとありえない。フィクションでないと困る。
あと、もし有罪になったら極刑の場合だってありうる被告の立場である小南野々花が呑気すぎるし、まあたしかに変わったひとではあるのだけど、彼女の問題行動が何度も再生されるので、ちょっとうんざりというか、腹がたってきました。
物語全般で出てくる妹の紗奈の明るさがなければ、もしかしたら読むのを途中で投げ出してたかもしれません。
5点満点中、3点。辛口でごめんなさい。
つぎからまた、荻原浩さん祭りです。