晩ごはんのときに読むというより、読書したくてごはん食べることが目的となり、今夜もガスト。長居するにはファミレスに限りますね。もちろん、長居にも制限時間があって迷惑行為であることは知ってますので、その範囲内で。
桐野夏生さんの『抱く女』を読み終えました。
物語の主人公である直子にどれだけ感情移入できるかどうかが、この本にのめり込めるかどうかが分かれると思います。あたしてきには<どストライク>でした。
あたしはこのお話に出てくる登場人物たちより、ざっくり10年くらい下の世代なのですが、あたしが通っていた大学が時代遅れな変なとこだったので、あたしの身近なリアルでした。
直子は誰とでも寝る「公衆便所」と陰で男どもに見下されているけど、それすらもリアルでした。バイト先の後輩の恋人が、まさに「公衆便所」だった。しかも「こんなあたし(誰とでも寝る)にしたのはあんたのせいだからね」って、別れるときに言われたんだって。サイテーでしょ。
直子の恋が今度こそ実りますように。
直子には幸せになってほしいです。
さて、次に読むのは、これかな?
貫井徳郎さんの新作。
単行本です。分厚いです。重いです。
読み終わった方の評価があまり高くないようです。
でも貫井徳郎さんだよ。きっと面白いと信じてます。
不安だ。