まだ発表されたばかりで、各サイトのベータ機のインプレッション記事が出てない時点ですが、EOS 40Dの後継機種に期待していたあたしの感想はこんな感じです。
○高画質・高ISO感度。約1510万画素CMOSセンサー
ISO感度の常用範囲は100〜3200で、感度拡張によって最高12800の設定も可能。
→画素数が上がるのはどうでもいい。高感度撮影がようやくニコンD300並になった。
○高精細・高速画像処理。次世代映像エンジンDIGIC 4
約30%の処理速度向上、「オートライティングオプティマイザ」は4段階の設定が可能に。
→しかし画素数アップの影響で連写速度は低下(6.5コマ→6.3コマ)のはマイナス。
○フェイスキャッチテクノロジー搭載ライブビュー撮影機能
→ライブビューはあってもいいけど、顔認識は必要としない。
○約6.3コマ/秒の高速連写&UDMA対応による高速データ転送。
UDMA対応メモリーカードを使用で、JPEG(ラージ/ファイン)で約90枚、RAWで約16枚の連続撮影が可能。
→画素数アップがなければもっと高速だったはず。
○高精度・高速。全点クロス9点AF(中央F2.8対応)
→40Dと何も変わらない。ニコンに大きく差をつけられたまま。ファインダー倍率(0.95倍)、視野率(95%)も40Dのまま。
○EF–S18–200mm F3.5–5.6 IS/手ブレ補正機構付ズームレンズキット
→USMでないのはなぜ???
○3.0型/約92万ドットの高精細・広視野角クリアビュー液晶モニター
→ようやく他社並み。
○やさしく高度な撮影を実現。クリエイティブ全自動モード
写真に関する知識に乏しくても撮影者の意図を写真へ反映させることができる。
→中級機には不要だと思われ。
○進化したダスト対策システム[EOS Integrated Cleaning System]
ローパスフィルターにフッ素コート加工。
→それだけ。威張ることのほどではない。
○フルハイビジョンテレビで写真鑑賞できるHDMI出力端子搭載
→まったく不要!
まだどこにも書かれてないけど、とても残念なポイント。
○撮影可能枚数が約1,100枚→約800枚に悪化(23℃、ストロボなし、CIPAテスト結果)
→さすがにコレはありえないでしょう。
現時点では、
ニコンの猛反撃を受けて、やむなくこれまで出し惜しみしてきた技術を前倒しして詰め込んだ。しかしそれでもニコンに全然及ばないものしか出せなかった中途半端なモデル
という風にしか思えません。
EOS 40Dと50Dの製品比較表
→http://cweb.canon.jp/cgi-bin/camera/eosd/comparison.cgi?md=0&fs=0&p1=50d&p2=40d
DIGIC 4搭載の新ミドルクラス「EOS 50D」 (1/2) - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0808/26/news058.html