momo☆彡のスタイル。Ⅱ

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時代に追いついてない:今夜誰のとなりで眠る

今夜誰のとなりで眠る
唯川 恵
集英社 (2006/09)

唯川恵さんの『今夜誰のとなりで眠る』が文庫本で出たので早速購入。Amazon.co.jpの単行本のカスタマーレビューでの評判がよかったので、期待してました。

お話には高瀬秋生という一人の男性が事故で亡くなったという訃報が伝えられるところからスタートします。
エディトリアルデザイナーの真以子、航空会社勤務の協子、カルチャーセンターでパートで働く平凡な主婦のじゅん子、貿易会社役員の七恵、そして明生の「妻」の佑美の5人の女性が登場します。それぞれが明生の言動や行動に振り回された経験がある三十代後半の女性で、明生の死が彼女たちの日常に様々な波紋を投げかけます。


で、確かにいい話ではあったんだけど、例によって唯川さんの「偏った女性観」が鼻につく。働いている女性はどれも職業が華やかで、男性もエリートとか業界人しか出てこない。平凡な主婦は外見も平均的でどことなく毎日の生活に疲れててみすぼらしくて、主婦と不倫関係になる男性も妻に逃げられたオヤジという設定・・・。なんなの、これ。バカにしすぎ。


他にもツッコミどころ満載。
協子が明生の子供を身ごもって、シングルマザーになることを決意するんだけど、会社からは「ふしだらで非常識」というレッテルを貼られて配送センターに異動という仕打ちにあってしまいます。そんでも結婚をするつもりで交際していた男性の子で、亡くなってしまったけど産んでひとりで育てるつもりですって最初からいえばこんなことにはならないでしょうし。
他に出てくる男性も、優しすぎるって言うか、こんなのいないって(笑)。


普通のOL描かせれば、ノーテンキなバカOLしか書けないし、仕事でがんばってる女性を描かせれば出版とかマスコミとか広告業界とかのハデな業界しか描けない。きっとこのあたりが彼女の限界なのでしょう。それでも売れるのは、名前とそういう需要があるからなのでしょうね。とにかく時代に追いついてない!

じゃあ読まなきゃいいじゃんって思うんだけど、たま〜にアタリがあるから、ついつい期待して買っちゃう。競馬でいうと柴田善臣みたいなもの?(笑)。


というわけで、評価は★★☆☆☆までがせいいっぱいデス。