以前買った岡島二人さんの「99%の誘拐」を読み終わりました。
すごく古い作品で、コンピュータを駆使したミステリーだったから、正直あまり期待してなかった。
乃南アサさんの「ライン」みたいに、コンピュータで何でもできちゃうって感じの話なのかなぁって思ってたから。
確かに、何でもできちゃうっていうお話だったんだけど、コンピューターが万能というより、それをうまく使った主人公の犯人の巧みさがすごくてあんまり気にならなかったな。
物語の冒頭もスリリングだったし、それがすごくしっかりしてるから、その後の物語の展開も無理がなくて。
長い間ヒットを続けてきただけのことはありました。脱帽。
ただ残念だったのが解説。
岡島二人さん、徳山諄一さんと井上泉さん（今の井上夢人さん）が喧嘩別れするエピソードは余計だったね。
