momo☆彡のスタイル。II

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イッキヨミ

昨日と今日でいきなり2冊も読んでしまいました。薄かったからね。


最初は折戸一さんの『耳すます部屋』です。
叙述ミステリーとして有名な折戸さんの短編集です。
短編の叙述ミステリーって、あんまり面白くないんですね。期待はずれでした。長編ならもっとすごいのかなぁ。でも叙述ミステリーって、レトリックだけじゃつまんないんですよね。作家さんにだまされるだけのような気がして、だまされないように読んじゃうから、物語に没頭できないっていうか・・・。
あたしには合わないですね。
☆☆☆☆まで。


続いて唯川恵さんの『別れの言葉を私から
半エッセイ半ストーリーという、ちょっと風変わりな短編集です。
「別れ」をテーマに、前半は恋人や不倫相手、友達、仲間、仕事との別れを取り上げた小説、後半は唯川さんのエッセーで締めくくっています。
お話はいつもの「唯川恵の恋愛小説」。同感できる部分もあるし読みやすい。でも後半のエッセーは押し付けがましくて鼻につく箇所もあったし、それに唯川さんは「オンナは恋愛がすべて」って決め付けてる気がする。たしかに恋愛は大事かもしれないけど、それだけにしか自分の価値や目標を見出せないのは悲しすぎない?
でも共感できる部分もあったから、甘めで★★★☆☆にしときますね。