もうすぐトリノオリンピックですね。
わたしは夏より冬のオリンピックの方が好きだなぁ。夏のオリンピック競技ってどっちかっていうと速さとか強さだけを争うのが多いけど、冬のオリンピックは芸術性とか技術を競うのが多いですよね。ジャンプとかフィギュアスケートとかモーグルとか、見てて楽しいし、きれいだし、かっこいい。
そんな中、フィギュアスケートの安藤美姫ちゃんが大人気ですね。人気が過熱しすぎて芸能人以上の厚いガードに守られてちょっと気の毒・・・。
でもあたしはミキティより、村主章枝さんの方がスキ。
これまでの日本人のフィギュア選手って、難易度の高い技は得意だったけど、芸術性はいまひとつって言われてきてましたよね。伊藤みどりさんなんてまさにそうで、トリプルアクセルだけで銀メダル取ったけど、一回目の挑戦で転倒したのが響いて銀メダルどまりでした。もし2回とも成功させてたら金メダルが取れたかもしれないけど、トリプルアクセルにこだわる必要があったのは、芸術性で高い点数が取れないからでしょう。プロポーションも悪かったし。結局大技はなくても高い芸術点を獲得したクリスティ・ヤマグチが金メダル。高い背と長い手足を生かしてしなやかに演技する彼女の姿の前に、トリプルアクセルはかすんで見えてしまった記憶があります。
で、村主章枝さんです。
派手な技はないけど、彼女の表現力は世界で高い評価を受けてます。表現力で高い評価を受けた日本人は彼女が最初じゃないのっていうくらい、日本のフィギュアは「技重視」だったような気がするんだけど、村主さんは日本人として初めて、表現力で世界と勝負できるフィギュアスケーターなのだと思うのです。
スランプを脱して、いよいよ円熟を迎えた村主さんの演技を楽しみにしてるのです。
がんばれ〜！
