両国ピーターパン2010〜夏休みああ夏休み夏休み〜

待ちに待ったDDT両国大会2回目。
全般的な印象から書いてしまうなら、とにかく「怪我」が目立った興業でした。欠場となった飯伏はもちろん、両ひざ靭帯を損傷していたTAJIRI、かかとの粉砕骨折が完治してないHG、そして試合中に右肩を負傷した丸藤。求められている水準が高い興業だっただけにこれは残念と言わざるを得ません。それでも全体の水準としては一定以上。途中中だるみのカードがなかったかといえばウソになっちゃうけど、ダークマッチからメインまで笑いあり興奮あり感動ありの素晴らしい興業になったと思いました。
今回も試合に集中するため写真は撮ってません。試合中はツイートもしませんでした。

メインの関本vsHARASHIMAは試合全体を関本が支配しながら、試合終盤、新木場での前哨戦で関本を失神に追い込んだカウンターのジャンピングハイキックからコーナーポストへの蒼魔刀、パワーボム、そしてスワンダイブ式蒼魔刀ががっちり決まってついに最強の王者関本から完璧な3カウントを奪って王座奪還を果たしました。HARASHIMA選手の目にも涙。両国全体が感動に満ちました。
準メインの男色ディーノvsHG&RGはいろいろ意見はあるでしょうけど、考えてみたら本来はこれはハッスルがやらなくちゃいけないこと。それをあえてディーノさんがやった。ずっと泣きっぱなしなディーノさんだったけど、最後はハッピーエンド。こういう優しさがディーノさんの人気を支えてるんですね。
飯伏の欠場で急きょ組まれたケニーオメガvs丸藤でしたがこれも十分好カード。ケニーにしてみればビッグチャンスなんです。試合途中で丸藤が右肩を負傷してほとんど左腕一本で試合をしなくちゃならなくなったアクシデントもあり、そのせいもあったのか丸藤のフィニッシュは大変危険な投げっぱなしで危険な角度で脳天から落とすフィニッシュ（手が滑ったポールシフト）。
TAJIRIvsディック東郷は、TAJIRIの両ひざがかなり悪く、試合としてはすごくあっさりしたものになってしまったのが残念。きっと試合をしてた両者が一番残念なんでしょうね。
契約一年戦争はコロニー落としを阻止するVTRはとにかく爆笑でしたけど、試合でのマイケルのファイヤーバードスプラッシュにはびっくり＆感激。きっと相当練習したんだなぁ。飛ぶ前のマイケルの表情が印象的でした。
6人タッグ3冠統一戦ではりほとミスター6号が大活躍。この二人、本当にすごいです。特にミスター6号は本興行前半のMVPといっても過言ではないくらい。
ダークマッチのKO-Dタッグ選手権は本当に楽しかった。2階席での攻防はあたしの席の近くで迫力満点。こういうバカバカしいことを一生懸命やってくれるDDTが大好きです。