「好きなことを仕事にしないほうがいい」
よく使われるフレーズで、あたしもそう思ってる。
だって好きなことがずっと好きである可能性なんてほんの僅かだから。
もちろん好きなことだから頑張って耐えられるっていうのもあるのかもしれないけど、好きなものが苦痛なものに変わることほどつらいものはないと思う。特に憧れが強ければ強いほど現実に相対したときにその失望への落差が大きいはずだし。
あたしも仕事で好きな業界選んじゃったけど、今では激しく後悔してるしね。
こんなはずじゃなかったっていうね。
なんか大げさな話になっちゃったけど、単に心変わりなんていうのいくらでもあるじゃない?
趣味に関してもそう。
ある特定の集団でも個人でもいいけど、それを応援しているとしたって、その方向性が自分が期待していた方向と少しだけずれていた場合、それが自分に受け入れられない限りは、その差がどんどん大きくなっていく。そしていつか心が折れる。
その見極めがすごく難しい。
あたしの場合はそれにプラスして、他の参加者の雰囲気というか気質も合わないと本当につらい。例えばエンターテインメントの世界でいえばまわりの観客のノリとかね。そういうの。
ここまで応援してきたんだしとか、それでも好きな気持は変わらないのにとか、意地になったり、惰性だったり、で、なかなか踏ん切りがつかない。
あたしの嗜好が変わったのかもしれないけど、まるで天動説のように、相手が変化したように感じてしまう。
でも信じるのは自分しかいない。
今までもそうしてきたし、これからもそうしていく。
他人にはどうでもいいこと。
でもあたしにはとてつもなく大きい決心。
でも。
美味しいものは裏切らない。
ドトールは裏切らない。
なんだそれ(笑)。