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苦行でした:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉
富野 由悠季
角川書店 (1989/02)
売り上げランキング: 19860
おすすめ度の平均: 3.5
4 今更だけど映像化したら、かなり面白くなるでしょ、コレは
3 単調な展開に飽きる
5 微妙な作品。


機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉
富野 由悠季
角川書店 (1990/03)
売り上げランキング: 19712
おすすめ度の平均: 5.0
4 リアリティ溢れる傑作
5 決定的な一冊。
5 マフティーとハサウェイ


機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈下〉
富野 由悠季
角川書店 (1990/04)
売り上げランキング: 19844
おすすめ度の平均: 5.0
5 今こそ読み返して欲しい作品です
5 ファーストガンダムの流れの一つの終焉。
5 1st最終章


ようやく読み終わりました。『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』です。


ストーリーは、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」からおよそ10年後の世界。ブライト=ノアの息子のハサウェイ=ノアが、マフティー・ナビーユ・エリンというテロリストを名乗って腐敗が進む地球連邦の特権階級たちを暗殺していくのです。
ハサウェイは最新鋭のクスィーガンダムを乗り、既得権益を確固たるものにしようとする法案を決議する会議の阻止と、連邦上層部の粛清を企てますが、そこに立ちはだかるのは地球連邦軍大佐ケネス・スレッグ。かつてのアムロとシャアのように両者は対峙し、その両者の間で翻弄されるギギ・アンダルシアという謎の少女・・・という図式で物語が繰り広げられるのです。
そして最後に衝撃的な幕切れが訪れてしまうのですが・・・・。


この作品はシャアやアムロホワイトベースのクルーたちが出てくるファーストガンダムの本当の意味での終わりを示す作品で、この作品を読まなければ真のファーストガンダムのエンディングがわからないという人もいます。
確かにそれは合ってるとは思うのですが、何しろ文章が読みにくい! あたしがこれまで読んだ作品の中で、最低レベルのリーダビリティーです。
途中何度も挫折しそうになりました。3日くらいほったらかしにしていたこともありました。正直、読書を趣味とすることをやめようと思ったこともありました。なぜあたしはこんなにつらい思いをしなくちゃいけないだろうって思いながら読みました。はっきり言って苦行でした。
御大の文章は癖があるって聞いたことはありましたけど、正直ここまでひどいとは思いませんでした。これをスラスラと読める人はよほどの富野信者かガンダム好きなんでしょう。あたしにはムリです。
映像化したらきっといいお話だと思いますが、富野さん自身はその気はまったくないようです。でも小説である以上は、いくらいい物語であっても、それを伝えることができる文章が伴わなくては、それはもはや作品とは言えません。


だから評価は★★☆☆☆が精一杯って感じです。富野さんの文章に抵抗がない人にはオススメしますけど・・・。