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ふしぎ・ふしぎ・ふしぎ:幸福な朝食

ようやくっていうか、いまさらっていうか、よくわかんないけど、乃南アサさんのデビュー作「幸福な朝食」を読み終えました。


ストーリーは芸能人にあこがれて夢がかなわなかった女性が心の闇と満たされない希望と現実のギャップにさいなまれて次第に狂気に導かれていくという内容で、ヒューマンサスペンスでもあり、ちょっとサイコチック。ドロドロとした人間の心の底に流れるネタミとか怒りとか諦めとか憤慨とか嫉妬とかをさらけ出すような作品でした。
デビュー作なのにいきなり、日本テレビが主催する第一回日本推理サスペンス大賞の優秀賞を受賞し、火曜サスペンス劇場でドラマ化されたんだそうです。
というわけでもないんだけど、お話がどこかテレビ的なような気がしました。
でもデビュー作らしい粗削りさが物語に力強さを与えています。


最近、乃南さんの初期の作品を読むことが多いんだけど、そのころの作品に登場する女性って、どれも男性に頼るしかすべのない人ばかり。時代的にもそんな人ばかりではないのに、なんか乃南さんのある種の皮肉っぽい感じがして、あまりすっきりしないですよね。


 


で、この幸福な食卓を読み終えて、新しい本を買ってきました。
今読んでるのは、小説ではなく、科学の本。タイトルは「宇宙には意志がある―最新科学がついに解明」。
宇宙はどうして誕生したのかとか、考え出したら夜も眠れなくなってしまいそうなテーマを平易な文章で解説してくれてる。momo☆は難しいことはよくわかんないけど、こういう宇宙に関する本は大好きなんです。
たとえばビッグバン理論とか。ビッグバンっていうのは宇宙が誕生する仕組みを説明する仮説のひとつなんだけど、じゃあビッグバンの前には何が存在してたの?とか、宇宙が膨張しつづけてるというんだったら、その外側には何があるの?なんて考えちゃいませんか?


そういうのを解説してくれる本(たとえばこんなの)もあるので、機会があったら読んでみたいと思います。