momo☆彡のスタイル。II

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福井晴敏の年

オール明け、今起きました。
おなかすいてるけど、まだお酒残ってるみたいだし、体もちょっとだるい。
ちょっと無茶してる、かな?


 


で、久しぶりに本の話です。


momo☆的にはようやくって気がするけど、今年は福利晴敏の年だって言ってもいんじゃないかって思う。


終戦のローレライ亡国のイージス戦国自衛隊1549と、三作品が今年になって一気に映画化して、テレビでも福井さんの顔を見かける機会が増えた。
でもわたしの経験から、映画の小説化はうまくいっても、小説の映画化ってたいてい失敗する。
わたしの会社のスタッフもローレライの映画を見て、すっごくよかったよって言ってた。原作とエンディングは違うみたいだけど、話を聞くとそれはそれでいいんじゃないかって思う内容のよう。
あんまり映画館には行かないmomo☆ではあるけど、亡国のイージス戦国自衛隊1549は見にいきたいなぁって思ってるところです。


で、今、ちょうど読んでるのが戦国自衛隊1549。この本って横長サイズなので電車の中ですっごく読みにくそうだったから、今まで敬遠してきたんだけど、先週ついに購入しました。思ったとおりすっごく読みにくいサイズでした。でも内容はすっごく読みやすくて楽しいです。
ストーリーは半村良さんの原作とはかなり違ってて、平成のものにブラッシュアップされてるし、内容も福井ワールドが全開。確かにつっこみどころもあるけど、そんな細かいのはどーでもよくなるくらいエンタメ作品に生まれ変わってます。今、自衛隊をテーマにしたエンタメ小説を書かせたら(自衛隊を批判する軍事評論家的な作品は多いけど、そんなのといっしょにせんといてね)、福井さんは間違いなくトップの作家さんだと思うけど、それだけじゃないですね。すごい。


戦国自衛隊1549の映画のキャストも知ってるけど、読んでて出てくる登場人物のイメージが、映画で出演する俳優さんたちと全然違和感なくイメージできます。的場=織田信長が鹿賀丈史なんてもうこれ以外にいない!って感じ。伊武雅人が斉藤道三役ってのもドンピシャ。それっぽい芸名だし(笑)。
森3佐が生瀬勝久ってのはちょっとイメージあわないけどさー。



川の深さは」とか「Twelve Y.O.」などの初期の福井さんの作品では中だるみするような箇所もあったけど、亡国のイージスで何かに目覚めたかのように、スピード感に満ち溢れた作品を連発するようになったような気がします。だって亡国のイージスは文庫本で2冊、終戦のローレライなんかは文庫本で4冊もあるのに、全然ページをめくる手が止まらないもん。


 


 


ところで今日は宝塚記念ですね。
どうせタップダンスシチーで堅いと思うけど、わたしはヴィータローザから総流しです。