金曜日の午前。
サッカーワールドカップで、ドイツに続いてスペインにも逆転勝利というジャイアントキリングを果たして日本中が歓喜の声で満たされていた直後、渡辺徹さんの訃報を知りました。
もちろん顔見知りや知り合いでもなんでもない、スター俳優さんとただのイチ小市民なので当然なのですが、あたしも数年後には父がなくなった齢になるし、渡辺徹さんは年齢が割と近いので、徹さんの死因を知って、決して他人事ではないので、あたしも近々同じような原因で逝ってしまうかもしれないと、覚悟を新たにしたのです。
生まれてから半世紀を境に、身体中のあちこちが悲鳴をあげ始めていて、日々老いを実感しているので、あたしも割りと早い時期に命の炎が消えてしまうのだと思ってます。
そして、少ない年金と預金で、爪に火をともすような厳しい老後を味わうのなら、いっそ早く逝きたいっていうのは、もうずっと思っているのですが、やっぱりいざ死が具体的に想像できそうになるにつけ、怖さが勝ってしまっています。
だから、徹さんの急逝はほんとうにショックなのです。
そのせいか、昨夜はちょっと深酒してしまいましたし、午前4時ころまで寝る気になれませんでした。
おだやかな死を逢えられるように、今はがんばらないとね。
それにしても、鏡が汚い。
