Negicco『Autumn 2017 Tour～ネギの産地でこんにちネギネギ2～』ツアーファイナル @Thunder Snake ATSUGI

かえぽことKaedeさんが体調不良のため入院することとなり、その前の回の群馬・下仁田公演に続いて、Nao☆さんとMeguさんの二人だけでのステージになりました。下仁田の方はNegiホーンズがいたけれど、今回の厚木は本当にふたりぼっち。
Negiccoは何度もこういう危機を乗り越えてきたし、伊達に14年もやってない（あたしのNegi歴はたった3年だけどね）。逆に『レアなNegiccoが見られる』って前向きに楽しみにしているあたしでした。無責任かもしれないけど、悲観しても仕方がない。もちろんかえぽのことは心配だけど、ピンチはチャンス。

開場してから45分。場内には厚木出身の小泉今日子さんの歌が流れ、いよいよ開演予定時刻というところで「学園天国」が流れ始めると、ついに観客から歌に合わせてコール＆レスポンス。それくらい開演前に観客の熱気がすごかった。

セトリに「愛、かましたいの」がなかったのは元々なのか、かえぽが出られなくなって変えたのかわからないけど、ほぼ王道のセットリスト。後半のSNS→トリワン→さよミュー→ヘッドライナー→圧スタ→シュプールといううアッパーな曲で一気に畳み掛ける。圧スタはかえぽのパートを観客が歌う。
最後に「私へ」で締め。あたしはこの「私へ」を聴くと、パブロフの犬のように涙が止まらなくなる。ひとりで泣いてた。
アンコールの「自由に」は本当に自由だったし、バーディアはあのかえぽの台詞を観客全員で叫び、最後の最後は「愛は光」で華麗に終演。

Negiccoのステージはいつも期待をいい方に裏切ってくれる。そして観客と一体化して醸し出す不思議な世界感に包まれてみんなが幸せになれる。
かえぽが入院して出ていないとは思えないくらいの完成度。Nao☆ちゃんいわく『かえぽはケータイの充電が切れてそのへんで迷子になってる』という設定らしいのだけど、かえぽのパートも主にNao☆ちゃんが担当し、時々ぽんちゃもカバー。歌割りもダンスも完璧。パフォーマンス全体としてむしろパワー感が溢れていました。もちろん、それだけ追い込まれていたというんでしょうけど。悲壮感を見せないで思いっきり弾けていました。
そしてNao☆ちゃんの物販コーナーは今までの最高傑作だったかもしれません。

Negicco『Autumn 2017 Tour～ネギの産地でこんにちネギネギ2～』Thunder Snake ATSUGI セットリスト

Make Up Prelude
RELISH
マジックみたいなミュージック
～MC & 学園天国
矛盾、はじめました。
土曜の夜は
江南宵唄
～ねぎ調べ「湘南一本」ねぎの知識を植え付けよう
サンシャイン日本海
虹
カナールの窓辺
～MC & Nao☆の物販コーナー
SNSをぶっとばせ
トリプル!WONDERLAND
さよならMusic
ときめきのヘッドライナー
圧倒的なスタイル
光のシュプール
私へ

＜Encore＞
自由に
恋のシャナナナ
ねぇバーディア
愛は光