Thinkpadの修理の見積もりが来ました。なんと5万6千円。
中古買ったほうが安いし、これくらいの値段のアウトレット品も探し回ればあるし。
あきらめます。
高野和明さんの「グレイヴディッカー」を読みました。前作の江戸川乱歩賞受賞作「13階段」も秀作だったけど、グレイヴディッカーもそれにひけをとらないすばらしい作品です。
今回はちょっとホラーチックな物語だけど、大沢在昌さんの「走らなあかん 夜明けまで」と同じように、主人公が一晩中逃げ続けて、その間に謎解きがあってって感じのノントップアクションミステリー（っていうジャンルがあるかどうかは知らないけど）。
走らなあかん・・・みたいにあっけらからんとした感じではなく、かなり重めのストーリーだし、軽快さはちょっと物足りないし、細かい部分でつっこみたいところもあるけど、そんなのはどうでもよくあるくらいのスリルがいっぱい。女医さんを犯人の仲間だと主人公に疑問をもたせるあたりもうまいなぁって思う。
ホラーっぽいのは苦手な人も多いと思うけど（わたしも苦手だったので、まとめ買いした本の中で一番最後に読んだ）、角川ホラー文庫じゃないから安心して読んでもらっていいです（笑）。
