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tama-ch 縁束 #02 ~深谷のもやしに会いに行こう♪(20:15追記)

ラジオパーソナリティ玉川美沙さんのリスナーのみんなで遊びに行く縁束(えんそく)。第1回目はあたしは都合が悪くて行けなかったんですが、本日の2回目に参加いたしました。
場所は埼玉県深谷市。熊谷よりもっと遠いです。始発のバスを捕まえて、上野東京ラインに乗り継いで早めに集合場所の深谷駅到着したあたしです。だってえんそくだもん。ワクワクするじゃないの。


集合時刻は午前9時半、なのですが、なんとたまちゃんが寝坊で遅刻www
そんなアクシデントも笑い話になるくらい、すばらしい縁束になりましたよ。

目的地はもやし農家の飯塚商店さん。もやし工場の見学と収穫体験、そして本物のもやし+深谷のお野菜を使っての手作り料理に舌鼓を打つという贅沢な企画なのです。

飯塚商店社長さんの飯塚雅俊さんと玉川美沙さん。工場内では帽子着用です。


工程はざっくりこんな感じです。(間違ってたらごめんなさい)


豆を水に5時間ほど浸して発芽させる

泡が出始めたら水を抜いて3日暗闇で成長させる

水洗い

袋詰めして出荷


成長させるのに光は一切いらず、肥料はおろか土もいらず、水だけ。豆の成長力だけで育てる。これが本当のもやし。本物のもやしには根がある。そして茎が細長い。ところが今現在、市場に出回っている多くのもやしは根がなく茎が太く短く、そして肝心の豆がない。これはなぜなのか。
これについてはぜひ飯塚社長のご著書を読んでいただきたいのですが、ざっくり言ってしまうと、スーパーなどで見かける1袋20円程度のいわゆる「もやし」は、最早もやしもどきとしか言えないほど、でたらめなものなのです。

原料となる豆。種類はいっぱい。言うなれば、もやし=「種子を発芽させて食べる食品の総称」(闘うもやしp30から抜粋)なのです。


飯塚商店の主力商品であるブラックマッペというミャンマー産の豆を水に浸します。


芽を出したら水を抜いて、真っ暗なムロで空気と水と豆自らが発する成長熱だけで成長を促します。
写真はムロの様子とその成長過程のもやし。



出荷を控えたもやし。


隣の部屋に移動させて水洗いのラインに。全部手作業です。




水洗いが済んだら、素手で水から上げて、袋詰め作業に。1袋200g。
これが難しい。あたしは不器用なので特に・・・。


あたしたちは暑い日に冷たい水の作業をそれこそ「客人」として遊び気分で楽しんでいますが、これがそれこそ365日、毎日の作業なのですから、そのご苦労は想像を絶します。

こうやって本当のもやしをすべて手作業で生産出荷しているのですから、当然世の中に出回っている激安もやしと同じ価格で店頭に並ぶわけがありません。激安もやしとは価格が1桁違います。と言っても天文学的な金額になるわけではありません。1袋200gで150円ほどだそうです。飯塚商店の本物のもやしは都内だと高島屋さんで取り扱っているそうです。それでも飯塚商店さんの経営はまだまだ厳しいそうで、あたしが前述のご著書で書かれていたエピソードから「奥様は美容室に行けていますか?」と社長にお尋ねしたところ、いまだ1000円カットにしか行けてないとのことでした。
まっとうな仕事、まっとうな食が世の中に認められないというのはやっぱり理不尽だと思うんです。すごく騙されている気がします。例えが違うかもしれませんが、いわゆる市場に「(樺太)ししゃも」という名で出回っている魚が、ししゃもとはまったく別物の「カペリン」であるように。

そんなことを思いながら食事の時間。給食みたいにみんな並んでテーブルを囲んでいただきました。




もうね。ぜんぜん違うよ。ラーメンとかにトッピングされている「もやし」とはね。特に飯塚商店の本物のもやしだけで出汁をとったお味噌汁をいただいたときにそう感じました。

「懐かしい味」
でした。あたしの脳裏にはっきり過去の記憶が蘇りました。そうそう。昔、食べてたもやしはこれだった。母が作ってくれたもやしのお味噌汁はこの味だった。間違いない。昔は本物のもやしを食べてたんだ。それをいつの間にか忘れてしまったというか、騙されてしまったというべきか。そもそも「もやし」を意識して生活している人はあまり居ないでしょうから、知らないうちに騙されていたのだと思います。
生産者を責めるべきではなくではなく、商品に関心も責任も持たない小売店仕入れ担当者であり、見た目だけで判断する浅はかな消費者とマスコミにも問題があるのではないでしょうか(美味しんぼとかね)。でもそんなマスコミでも「満天☆青空レストラン」のように本物を追求する良質な番組もあるんだから、要は情報の取捨選択をちゃんとできるよう、消費者教育、流行っている言葉でいえば「食育」が重要なのでしょう。

最後はご近所のお野菜の即売会、そして飯塚商店さんからプレゼント。ブラックマッペのお豆のもやしキット200g分です。ひとり暮らしのあたしはきっと余らしちゃうから泣く泣く即売会は見るだけでしたが、とっても美味しそうでした。残念・・・。


最後は縁束に自家用車でいらしたみなさんの車に分乗して、飯塚商店さんを後にしました。深谷駅までお送りいただいてそこで三々五々解散ということに。
帰りは高崎線湘南新宿ラインという感じで帰宅しました。

それにしてもこの日の深谷は暑かったです。社長の奥様によれば、暑さは「熊谷に負けてない」とのことでした。でもね、大都会の猛暑と違って、たしかに暑いんだけど、なんていうのかな、ちょっと違うんですよね。難しいけど。

そんなあたしは大量の着替え(上着、下着も)も持っていったのですが、結果としてそこまで必要ではありませんでした。日焼けだけが心配ですけども。
今日の服装はこれでした。深谷=ネギ=Negiccoということでww

【20:15追記】
飯塚商店さんのFacebookページです。
https://www.facebook.com/fukayanomoyashiya/