momo☆彡のスタイル。II

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がんばれって言っちゃいけない。

リングネーム「未来」として活躍してた女子プロレスラー、北上知恵美さんが9月14日、入浴中に事故死されたということです。まだ22歳の若さでした。
北上さんは全女でデビューしました。同期は今はフリーで活躍してる前村早紀ちゃん。恵まれた体格でデビュー当初から将来を期待された北上さんだったけど、デビューしてまもなく全女を退団・・・というか脱走し、しばらくしてリングネームを未来と変えてAtoZという新団体で再デビューしました。
女子レスラーなのに力強い水平チョップを得意技としてて、女子らしくないスケールの大きなファイトと、チャーミングなルックスでとってもファンの多いレスラーでした。けどそのAtoZもやがて退団してしまいました。その理由はうつ病うつ病にかかってしまってAtoZも退団せざるをえなかったと本人が日記で告白していました。うつ病と戦いながらフリーとしてリングに復帰したばかりで、今週末も試合が決まっていた矢先でした。
http://www.alfoo.org/diary/miratan/index.php?page=140 の3月15日の日記に彼女のつらい状況が書かれています)
 
 
 
わたしは最初、事故死っていう記事を読んだとき、まさか自殺では?って疑ってしまいました。正直言うとまだ自殺したんじゃないかってまだ疑っています。
わたしも(かつての)ともだちにひどいうつ病の子がいたし、わたし自身も(かつての)別の友人のコトバで傷ついて、軽いうつになりかけた時期があったので、うつ病の人の辛さはなんとなくわかります。
 
悪いことがおきると、必要以上に自分の責任だと思い込んで自分を追い込んでしまったり、他人のせいにして他人を恨んだり、時にはぜんぶ病気のせいにして開き直ったりすることで自分を守ろうとします。でもそれじゃあ結局何も解決しないからどんどん無気力になっていったり、さらに自分を追い込んでしまったり・・・。

そんなこと言われなくたってわかってるけど、わかっててもどうしようもなくて、どんどん悪循環に入っていく、とっても怖い「病気」なのです。
 
そんな人に対して多くの人は「がんばって」って言う。
ケド、それは完全に間違いなんです。
本人はがんばろうと思ってもそれができないからつらくて追い込まれてるんです。
そんな人にがんばれっていうのは、ある意味、お前はダメ人間だって言ってるのと同じなんです。
 
 
うつ病は病気なのです
風邪をひいたりするのと同じで、正しい治療を受けなければ治らない。逆に言えば早い段階でちゃんと治療を受ければ簡単に治る病気なのです。
病院にいってもどこも満員だから予約しても診療時間はあっという間で、結局は話なんてぜんぜん聞いてくれる時間もなくて薬をくれるだけ終わってしまうし。
患者に対して病院の数が圧倒的に不足しているんです。
それにメンタルクリニックっていう感じでいくら看板を変えたって、周りの人、時には家族も「精神病院に行ってる」って偏見でしか見てくれない・・・・。
そんな壁が治療を受ける大きな障害になっていると思います。
 
わたしもちょっとだけ治療を受けたことがあります。わたしの場合は薬をもらって飲み続けてたら、その薬の副作用で仕事中でも居眠りしてしまうようになったり、朝起きれなくなって遅刻ばかりするようになって、逆にストレスがたまってどんどん症状が悪くなってきそうだったから、もう薬をやめてしまったんですよね。そしたらすっごく気分が楽になって、気がついたら治ってました(笑)。
わたしの場合、どんなんだったかっていうと、周りのノイズ・・・話し声とか、足音とか、机をコツコツたたく音とかがすごく気になって、イライラしたり実際の行動・・・たとえば静かにしてくださいって直接言ったり、にらみつけたり・・・をしてしまってたんです。
今は電車の中ではヘッドフォンステレオで聴こえないようにしたりしたりしてますし、会社の中でのノイズもほとんどカンにさわらなくなりました。
 
 
女子プロレスラーの方々はうつ病になっている人が多いって言われています。
ジャガー横田さんもリストカットをした経験もある言って著書で告白してますし、他のレスラーでも精神的に追い込まれて退団したり・・・っていう話をよく聞きました。
女ばかりの閉鎖的な世界だし、上下関係の理不尽さとか、金銭的にもつらい生活を強いられてて、ついつい内向きになってしまうのかなぁ?